地図ならびに地理作品展 広島地区

地図ならびに地理作品展 広島地区

作品展概要

主催:広島県地理作品展運営委員会 (第45回:広島地区)

  • 作品展の概要
    • 「地図ならびに地理作品展」は、小・中・高・盲・ろう・養護学校等の児童生徒に地図ならびに地理作品の制作を通して、地図に対する正しい理解を持たせると共に、それを活用する能力を身につけさせることを目的に毎年9~10月に開催されています。
  • 作品(18年度:10点)

安田学園安田小学校 5年 倉富亮

 

(国土地理院長賞)

 

広島市には5本の川が流れています。ぼくはその1本の太田川放水路と平行する道路を通って学校に通っています。

この放水路は、広島市を洪水から守るための治水工事によってつくられたものだと知り、広島のデルタと川の流れがどのように変わってきたのかを調べてみることにしました。

年代別にパネルに描いてみると、広島のデルタの発展は、太田川の治水工事の歴史でもあることがよくわかりました。


広島市立大林小学校 6年 水落智佳

 

(広島県知事賞)

 

わたしが地図を作ろうと思ったきっかけは、「祖父のお墓を移動させなさい。」という話を聞いたことからでした。祖父のお墓は、墓地の一番上にあり、景色のとてもいい所にあります。そんな所にバイパスが出来るとは、ビックリしました。でも、一つ疑問がありました。それは、どんなふうにバイパスが出来るのかということです。バイパスはあと十年ぐらいかかると言われているので、せめて、イメージだけでもと思い作りました。


ノートルダム清心高校 2年 佐々木理沙、田中智子

 

(国土地理院長賞)

 

以前にも地図模型を作ったことがあり、今度はもっと詳しく大きいのを作りたいと思い製作しはじめました。正確さを求めたため写したり切ったりする作業がとても細かく大変でした。また、ただ貼るだけでなく地形模型としての質をあげるために色わけをしたので全てのパーツを色むらなくぬるのは思ったより難しかったです。 平面ではわかりにくい地形が立体にすることでわかりやすくなりました。


盈進中学校 1年 河野早也香

 

(国土地理院長賞)

 

私は広島県福山市沼隈町に住んでいます。町内のあちこちで「沼隈ぶどう」と書かれたのぼりを見かけることがありましたが、ある日、社会の授業で地図記号を学習した時に、町内の山南地区でぶどう栽培が盛んであることを見つけ、栽培地域の広さに興味を持ち、地域調べをしてみようと思いました。夏休みを使い、ぶどう畑や選果場に行ってそこで働く人たちにお話を聞き、ぶどうの生産の歴史や栽培品種とその特徴などを調べました。


安田学園安田小学校 6年 藤島百花

 

(広島県教育委員会賞)

 

宮島に行った時、御手洗川という川を見つけました。その帰り道、廿日市市に御手洗川と御手洗橋を見つけ、私はあれ?、いったい全国に御手洗と名のつく所はどのくらいあるのだろう?、と思い、夏休みを利用して「ニッポン全国御手洗マップ」と名付けて全国の御手洗と名のつく全ての場所を徹底的に調べ、それをマップにしてみました。調べてみると、私の想像以上にたくさんの御手洗がある事が分かりました。


広島大学附属中学校 1年 下森舞

 

(中国地方測量部長賞)

 

私がこの作品を作ろうと思ったきかっけは、万里の長城にとても関心があったからです。世界遺産、万里の長城は世界唯一の月から見える建築物です。それだけ大きいものを、昔の人々はどうやって造ったのだろう、何の為に造ったのかと思い、調べてみることにしました。調べていくうちに、自分の知らなかった万里の長城に関する過去を次々と知り得ることができ、より関心が持てるようになりました。また、他の世界遺産も調べてみようという気にもなれて、良い経験になったと思います。


広島県立安古市高校 2年 伊藤恵里奈

 

(広島市教育委員会賞)

 

「八女といえば茶所」のイメージがあり、土地利用区分の作業前は「茶畑」の記号を多く着色すると思っていました。しかし、作業を進めるうちに「果樹園」の記号がとても多いことに驚き、インターネットで調べると苺・ブドウ栽培が盛んなことがわかりました。河川周辺部の氾濫原は稲作中心ですが、それより一段高い傾斜地からは果樹栽培に利用され、茶と果樹の栽培条件が似ているのではないかと感じ、八女に対する印象も変わりました。


広島市立己斐上小学校 3年 小田仁美、川西花菜子

 

(中国地方測量部長賞)

 

1学期に社会科で鉄道や道路、市内電車の勉強をしました。弟が電車がすきなので、電車を中心に地図を作ろうと思いました。夏休みに友だちと二人で市内電車1日乗りほうだいのチケットを買って市内電車に乗りました。1日で全部回れるように、一ふで書きになるようにコースを考えて出かけました。それぞれの駅のまわりや、町のようすがよく分かりました。大きな地図に仕上げるため色をぬったり、線路をはるのがたいへんでした。


広島県立五日市高校社会部 川岡隆太郎、菊池勇貴、同々善裕、宮本和正、武本早苗

 

(中国地方測量部長賞)

 

私たちの住む広島市佐伯区では、近年、埋め立てが盛んに行われています。そこで、いつ埋立地が建設され始め、どのようなことが起こっているのかを調査することにしました。国土地理院中国地方測量部の事務所を訪問し、明治時代から現在までの地図を比較しながら埋立地の拡大や海岸線の変化を記録し、それをもとに埋立地の現場をフィールドワークしました。

この調査と地図の作成を通して、私たちの住む地域の歴史や地形がよく判り、興味深い活動だったと感じています。


広島市立矢野西小学校 4年 青本瑞季、青本柚紀

 

(日本地図調製業協会賞)

 

私たちが、この地図を作ろうとしたのは、私たちが住んでいる矢野の町では、同じ名字の人が多いのに気づいたからです。 たとえば、私の学年の三クラス中の三クラスに一人ずつ畠山さんがいます。

そこで、電話帳で多い名字をしらべ、さらに多い名字(高山、木村、畠山、山田、伊藤)を住宅地図でしらべ、地図にまとめました。

高山、木村、畠山の三つの名字は、ほぼ決まった場所に集中していました。