観測中のVLBIアンテナ
観測は、天体の方向にアンテナを駆動し、電波を受信・記録することです。あらかじめ決められた観測計画に従って対象とする天体を次々に切り替えていくのが、測地VLBI観測の特徴です。観測は昼夜、休日を問わず行われるので、アンテナの駆動は自動で行われます。
国土地理院は、アジア地域の代表的な観測局として、地球回転を測る観測やアジア・オセアニア地域と連携した観測を中心に、国際的な観測を実施しています。
国土地理院は、アジア地域の代表的な観測局として、地球回転を測る観測やアジア・オセアニア地域と連携した観測を中心に、国際的な観測を実施しています。
相関処理、解析を行うサーバー群
各観測局で記録したデータは、高速通信回線等を経由して相関局へと送られます。集められた観測データを比較し、アンテナ間の遅延時間を算出することを相関処理と呼びます。その後、相関処理結果を用いてアンテナ間の基線長などを求める1次解析を行います。さらに、長年にわたる1次解析結果を使って、VLBI観測局の位置や速度、EOPを計算します。
国土地理院は、IVS公認の相関局として相関処理を行うと共に、解析センターとして地球自転速度の変化を算出しています。
国土地理院は、IVS公認の相関局として相関処理を行うと共に、解析センターとして地球自転速度の変化を算出しています。
コロケーション観測の様子
VLBIアンテナで測定される「位置」は、アンテナの水平方向の回転軸と鉛直方向の回転軸が交わる点です。このVLBIのアンテナの位置はそのまま他の測量に使うことはできないので、電子基準点など他の基準点との位置関係を測り、結合させる必要があります。この作業をコロケーション観測と呼びます。
この位置関係は、複数の測地技術を用いて地球の正確な形状を決める際にも重要な情報となり、国際的な位置の基準の構築にも活用されます。
この位置関係は、複数の測地技術を用いて地球の正確な形状を決める際にも重要な情報となり、国際的な位置の基準の構築にも活用されます。
VLBIの目的は、世界中のアンテナと協力することで初めて達成できます。このため、VLBIを推進する国際組織として、国際VLBI事業(IVS)が設立されています。国土地理院は、観測やデータ処理を行うだけでなく、評議員を派遣するなどIVS設立当初から積極的に活動し、VLBIを通じた国際連携を推進しています。
国際VLBI事業(IVS)ウェブサイト(新規ウィンドウ表示)
また、平成26年(2014年)には、アジア・オセアニア地域のVLBIの発展や連携を促進するために、他国と協力してアジア・オセアニアVLBIグループ(AOV)を設立しました。この地域のVLBIの発展、推進に貢献するため、AOVの中心的な役割を担い、さらに精力的に活動してまいります。
アジア・オセアニアVLBIグループ(AOV)ウェブサイト(新規ウィンドウ表示)
国際VLBI事業(IVS)ウェブサイト(新規ウィンドウ表示)
また、平成26年(2014年)には、アジア・オセアニア地域のVLBIの発展や連携を促進するために、他国と協力してアジア・オセアニアVLBIグループ(AOV)を設立しました。この地域のVLBIの発展、推進に貢献するため、AOVの中心的な役割を担い、さらに精力的に活動してまいります。
アジア・オセアニアVLBIグループ(AOV)ウェブサイト(新規ウィンドウ表示)
世界の主なVLBIアンテナ


