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用語集

VLBIに関する用語集です。

 

AOV

Asia-Oceania VLBI Group for Geodesy and Astrometry(アジア・オセアニアVLBIグループ)の略語です。当地域におけるVLBIの連携強化を目的として2014年に設立された、国際VLBI事業(IVS)のサブグループです。現在、5ヶ国12機関が加盟しており、地域のVLBI観測点網を用いた定常観測や、科学技術会合等を開催しています。

 

EOP

Earth Orientation Parameter(地球姿勢パラメータ)の略語です。地球の自転速度や自転軸の向きを5つのパラメータで表すもので、VLBIは唯一全てのパラメータを観測できる技術です。EOPは、うるう秒の適用や人工衛星の軌道決定、地球内部の研究に欠かせない情報となっています。特に、地球の自転速度は様々な要因によって不規則に変化し、正確な予測も困難であるため、常に監視する必要があります。

 

GGOS

Global Geodetic Observing System(全球統合測地観測システム)の略語です。VLBI、GNSS等複数の宇宙測地技術を統合し、地球の形状や重力場の時空間的な変化を高精度に測定するため、国際測地学協会(IAG)が提唱している観測システムです。地球に関する全ての観測の基盤(インフラ)として、大規模災害や気候変動、環境問題等の地球規模で起こる諸現象の解明に資することを目指しています。

 

GGRF

Global Geodetic Reference Frame(地球規模の測地基準座標系)の略語です。時間的、空間的に絶えず変化する地球の正確な形を表現した、国際的な位置の基準です。GGRFは様々な測地観測技術から実現され、VLBIもその根幹をなす技術の一つです。GGRFの社会、科学的な重要性を認めた国連総会決議が、平成27年に全会一致で承認されました。

 

GNSS

Global Navigation Satellite System(全球測位衛星システム)の略語です。米国のGPS、ロシアのGLONASS、欧州連合(EU)のGalileo、日本の準天頂衛星(QZSS)等の衛星測位システムの総称で、測量、測位、航法等に広く活用されています。国土地理院では、全国約1,300箇所に整備した電子基準点と呼ばれるGNSS連続観測点を用いてGNSS連続観測システムGEONETを構築しており、測量の基準や地殻変動の監視に活用されています。

 

IAG

International Association of Geodesy(国際測地学協会)の略語です。測地学に関する国際的な研究や協力を推進する国際科学技術団体で、その歴史は1861年までさかのぼります。国際VLBI事業(IVS)や国際GNSS事業(IGS)もIAG傘下にあります。

 

IERS

International Earth Rotation and Reference Systems Service(国際地球回転・基準座標系事業)の略語です。複数の宇宙測地技術データから、国際的な位置の基準である国際地球基準座標系(ITRF)や地球姿勢パラメータ(EOP)を構築、提供しています。国土地理院のVLBI観測結果も、IVSを通じ、ITRFやEOPの構築に貢献しています。

 

IVS

International VLBI Service for Geodesy and Astrometry(国際VLBI事業)の略語です。VLBIの国際観測や技術開発の推進を目的として1999年に設立されました。参加機関の国際協力に基づき、全世界のVLBI観測網の運用、データの解析等を行い、観測局の精密な位置や地球回転の変化など、地球の運動に関する様々な情報を提供しています。

 

VGOS

VLBI Global Observing Systemの略語です。近年の科学技術の進歩から要求される高精度な成果に応えるためIVSが提唱した最新型のVLBIシステムです。アンテナの小型化・高速化、受信帯域の広域化、高速通信回線等によって、観測精度の向上、常時連続観測、迅速な解の提供を実現し、GGOSへ貢献することを目標としています。

 

うるう秒

地球が自転する速度は一定ではなく、わずかに不規則に変化しています。つまり、地球の自転を基に時間を決めると、1日の長さが日によって違ってくることになります。そのため、時間をより正確で安定したものにするために、原子時計が刻む1秒を基に時間を決めることになりました(国際原子時)。しかし、国際原子時は地球の回転に関わらず時を刻む一方、地球の自転は不規則に変化していくので、両者のずれが大きくなるとそのうち昼夜の時間が合わなくなってしまいます。そのため、国際原子時と地球の回転が大きくずれないように1秒を挿入又は削除して調整する「うるう秒」が用いられています。私たちが普段使っている時間「協定世界時(UTC)」は、この国際原子時とうるう秒によって維持されています。

 

クエーサー(quasar)

宇宙のはるか彼方にある極めて明るく輝いている天体で、活動的な銀河の中心核であると考えられています。数十万個以上のクエーサーが発見されていますが、VLBI測量に用いられるクエーサーは、そのうちの約300個ほどです。

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