測量と地理空間情報関連メールニュース(平成27年度第5号)
平成28年1月21日発行目次
A.トピックス 国土地理院は、2015年12月9日に測量用航空機「くにかぜIII」を東京都小笠原村硫黄島から飛行させ西之島周辺の空中写真を撮影し、面積、体積、最高標高を計測しましたので、それらの結果等を公開しています。
国土地理院では、訪日外国人旅行者の円滑な移動や快適な滞在のための環境整備を図るため、2014年に「外国人にわかりやすい地図表現検討会」を設置し、外国人にわかりやすい地図を作成するための標準として地図に記載する地名等の英語表記ルール及び外国人にわかりやすい地図記号の検討を進めてきました。
国土地理院が提供している小縮尺の地図データ「電子地形図20万」及び「数値地図(国土基本情報20万)」は、2015年12月25日に全国整備が完了しました。
国土地理院は、都市圏活断層図として、砺波平野断層帯とその周辺「高岡」、三峠・京都西山断層帯とその周辺「舞鶴」「綾部」、山崎断層帯とその周辺「北条」「高砂」、雲仙断層群とその周辺「雲仙」、人吉盆地南縁断層とその周辺「人吉盆地」の7面を2015年11月19日に公開しました。
「地理院地図」のコンテンツの一つとして「人口集中地区H22年(総務省統計局)」を追加しました。
国土地理院では電子国土基本図等のデータを活用したGISソフトウェアやGISコンテンツなどの中から、優れたものを「電子国土賞」として表彰しています。
この度、受賞作品を決定し、「G空間EXPO2015」において表彰及び作品紹介を行いましたのでお知らせいたします。
国土地理院は、国土管理、地域の安心・安全、新しい仕事の創生と生活の利便に今や欠かすことができない測量・地理空間情報の重要性を広報するため、広報戦略を策定し、これに基づきリーディング・プロジェクトを実行してまいります。
B.地域の連携に関する取り組み(セミナー、講演会などイベント情報)1.「関西G空間フォーラムin兵庫」を開催しました 国土地理院近畿地方測量部他4団体で構成される地理空間情報活用推進に関する近畿地区産学官連携協議会実行委員会は、12月10日(木)に兵庫県中央労働センター(神戸市)において、「関西G空間フォーラムin兵庫」を開催しました。
本フォーラムは、阪神・淡路大震災発生から20年の節目の年を迎え、大震災の経験と教訓を忘れることなく地域や世代を越えて伝え、広く発信し続けることを目的に、地理空間情報関連の機器・システム等の展示会、阪神・淡路大震災20年記念講演会の2部構成で開催しました。主に兵庫県内の測量関連事業者、地方公共団体職員、研究者、学生などの産学官の地理空間情報の関係者延べ146名の方々にご参加いただきました。 2.「地理院地図利活用説明会」開催報告 国土地理院近畿地方測量部は、地理空間情報の利活用を促進する取組みの一つとして、和歌山県の2会場において、「地理院地図利活用説明会」を開催しました。
説明会は、1月18日(月)から19日(火)の2日間に伊都地域、那賀・海草地域の2会場で行われ20名が参加しました。参加者からは、「利用可能な地理空間情報が多く存在していることを知った。」、「是非活用し、業務の効率化、行政サービスの向上に努めたい。」等の意見が寄せられました。 昨年度から引き続き、府県庁所在地以外の都市において「地理院地図利活用説明会」を開催しました。多数の自治体の大勢の部局の職員の方々に地理院地図を知って頂き、大変意義のあるものになりました。来年度も引き続き京都府、奈良県等での開催を予定しておりますので、是非ご参加頂けます様よろしくお願い致します。 地理空間情報等についてはこちらのサイトをご参照ください。 |