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地理院ホーム  > 近畿地方測量部  > 近畿地方の測量史料 最終更新日:2016年2月18日

近畿地方の測量史料

 国土地理院の前身である内務省地理寮や参謀本部陸地測量部時代に基準点測量や地図作成のための測量が日本各地で行われました。その時代の測量に関する資料や設置された標石等が現存しています。ここでは、日本に近代的な測量技術が導入された明治から昭和初期において整備された基準点標石や地図などを「近畿地方の測量史料」として紹介します。

内務省地理寮の基準点-仁王さんのへそ石-

 京都東山にある清水寺仁王門の基壇には、「仁王さんのへそ石」と呼ばれる石があります。この石は、明治初期に国土地理院の前身である内務省地理寮が近代的な測量技術を用いて全国の主要都市の市街図作成を行った際に設置した基準点標石(以下「標石」という。)と考えられます。
 一般的に知られる三角点とは形状が異なることから、標石であることは殆ど分かりません。この石が標石であることが明らかになったのは、京都府文化財保護課による清水寺仁王門を含めた寺院の一部補修工事の際です。工事により石が掘り出され、4つの側面に「明治八年」「地理寮」「明治十五年八月建地理局」「測點」の文字が確認されました。標石は、3個の個体で構成されています。
 また、京都三角網素図(国会図書館蔵)等の当時の測量記録には、標石は、東寺、六角堂、吉田山などに27点が設置されたことが記されていますが、この点以外には存在を確認することはできませんでした。
 標石は明治期の測量の歴史を知るうえで貴重な文化財であることから、京都府文化財保護課と清水寺のご厚意により設置されていますので是非訪れてみてください。
 

清水寺仁王門にある基準点標石の説明板の写真

清水寺仁王門にある基準点標石の説明板

表示柱石と保護蓋石の写真

表示柱石と保護蓋石

 

電子国土基本図(地図情報)の抜粋

清水寺周辺の地図

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