「平成19年(2007年)新潟県中越沖地震」の震源断層モデルを更新
平成19年新潟県中越沖地震の震源断層モデルについては、平成19年7月26日に報道発表を行いましたが、今回、最新の余震分布解析結果及び地殻変動観測データに基づき、震源断層モデルを推定しました。
地震の際に、長さ約27kmの南東傾斜の断層と長さ約10kmの北西傾斜の断層(震源域北東部)が動いたと考えられます。 主破壊域の深さは3~12kmです。南東傾斜の断層の主破壊域は震源域南部の余震が抜けている領域に対応します。北西傾斜の断層の主破壊域は、観音岬のすぐ西方沖に位置します。 なお、この結果は、平成20年1月11日の地震調査委員会へ報告されました。 前回(平成19年7月26日)との違い更新または追加された最新の観測データ
計算方法の違い
添付資料問い合わせ先〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番 029-864-1111(代表)
国土地理院地理 地殻活動研究センター 地殻変動研究室 室長 飛田 幹男 029-864-6925(直通) 地殻変動研究室 主任研究官 西村 卓也 029-864-6549(直通) 地理地殻活動総括研究官 宇根 寛 029-864-2477(直通) 謝辞 東京大学地震研究所の金沢敏彦教授より、海底地震計を用いた震源データ及び地下構造データの提供を受けました.ここに記して感謝いたします.
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