電子基準点がとらえた「地殻変動」
電子基準点による地殻変動監視
概要
地殻変動は、プレート運動に伴いじわりじわりと進行する場合のほか、大きな地震や火山活動に伴って急激に生じる場合があります。地震や火山活動の調査研究には、これらの活動に伴って生じる地殻変動を的確に捉えることが必要です。
電子基準点は、24時間連続で観測データを取得して基線解析を行っているため、地殻変動を連続的に捉えることが可能です。
電子基準点のデータが地震や火山活動の調査研究に重要な役割を果たすものと期待されています。
電子基準点は、24時間連続で観測データを取得して基線解析を行っているため、地殻変動を連続的に捉えることが可能です。
電子基準点のデータが地震や火山活動の調査研究に重要な役割を果たすものと期待されています。
地震に伴う地殻変動
北海道十勝沖地震(2003年9月26日)
(青森県岩崎付近を固定)
岩手・宮城内陸地震(2008年6月14日)
(青森県岩崎付近を固定)
豊後水道の「スロースリップ」による地殻変動
「スロースリップ」とは、通常なら大きな地震を発生させる地下の岩盤のずれが、長期間に渡って、じわりじわりと進行するものです。
このため、体に感じるような揺れは発生しません。
このため、体に感じるような揺れは発生しません。
定常の地殻変動
(1年間)
(島根県三隅付近を固定)
2003年のスロースリップ
(2003年8月~2004年1月)
(島根県三隅付近を固定)
2009~2010年のスロースリップ
(2009年10月~2010年10月)
(島根県三隅付近を固定)