伊豆半島東方沖の地震活動に伴う地殻変動

　国土地理院（院長 矢口 彰（やぐちあきら））は、電子基準点を全国に展開し連続的な地殻変動観測を実施しています。

　４月17日からの伊豆半島東方沖を震源とする地震が多発した時期に、伊豆半島東部沿岸に設置されている電子基準点が、南西方向へ約2cm移動する地殻変動が21日９時までの解析で認められました。

　この地殻変動から変動源のモデルを推定したところ、深さ約5kmから6kmで西北西－東南東方向に、長さが約6kmで南南西に傾き下がる急傾斜の板状の割れ目となり、それが約0.6m広がったと推定されました。変動源の位置は、今回の地震が発生している活動域と概ね一致しています。

　国土地理院は、地殻変動の推移をより詳細に監視するため、GPS機動連続観測点を伊豆半島東部に新たに設置します。

〒305-0811　茨城県つくば市北郷１番
国土地理院　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 TEL 029-864-1111（代表）
　＜GPS連続観測について＞
　　測地観測センター　　　　　　地殻監視課長　　　　　　　宮崎 孝人　　TEL 029-864-5971（直通）
　＜地殻変動とモデルについて＞
　　地理地殻活動研究センター　　地理地殻活動総括研究官　　村上 亮　　　TEL 029-864-2477（直通）
　＜GPS機動連続観測点について＞
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