治水地形分類図の概要について

The Outlines of Landform Classification Map for Flood Control

地理調査部  飯田 誠・大塚 力・安喰 靖
Geographic Department
Makoto IIDA, Tsutomu OTSUKA and Yasushi AKUI

要旨

 治水地形分類図は、国が直接管理する河川の流域のうち平野部を対象に、治水対策を進めることを目的として、昭和51年度~53年度にかけて作成された縮尺2万5千分1の地図である。地形分類、地盤高線(等高線)及び作成当時の河川工作物等が盛り込まれており、全国で861面が整備されている。作成当初は河川管理者が治水対策を進める上での基礎資料として用いていたが、一般に広く共有するべき資料として平成17年8月26日から公開された。本編は、治水地形分類図の利用者が同図を有効に活用するための手引きとしてその概要、公開、地形要素の説明及び利用について取りまとめたものである。

 戻る