箱根山周辺のＧＮＳＳ連続観測結果

　国土地理院では、GNSS連続観測によって得られる箱根山周辺の地殻変動の状況について、ホームページ上で１日１回提供しています。
　国土地理院による観測では、箱根山を挟む基線で、2019年３月中旬頃から見られている伸びの傾向は、８月中旬頃から鈍化しています。

※画像をクリックするとpdfファイルをダウンロードできます(約300KB)。左側が長期間、右側が短期間です。

　地殻変動の情報を迅速に提供するため、GNSS観測から２日後に公開される暫定的な衛星軌道情報を用いて解析することで得られる結果（R3：速報解）も表示しています。このR3：速報解は、最終的な解析（F3：最終解、精密な衛星軌道情報を利用）によって得られる結果よりもばらつきが大きく、大きな外れ値が発生することがあります（GNSS測位の誤差に関するページ）。こうしたことから、プロット１点ごとではなく、全体のプロットから地殻変動の傾向を捉えることができるグラフとなっています。解析結果は、今後の精査によって変わることがあります。