三角点成果改定地域及び座標補正ソフトウェア適用範囲


座標補正ソフトウェア「PatchJGD」及び座標補正パラメータファイルとは

座標補正ソフトウェア「PatchJGD」は、地震などに伴う地殻変動による位置の変化を補正するソフトウェアです。変動前の座標値を変動後の座標値に近似的に補正するために使用できます。変動前の座標値は世界測地系(日本測地系2000:GRS80楕円体)に準拠していることが前提です。

座標補正パラメータファイルは、電子基準点の観測デ-タ及び三角点の改測作業を実施して得た変動後の座標値から、変動前の座標値を差し引いた値(緯度差と経度差、単位は秒)を元に計算されたパラメ-タファイルです。

2005年3月20日に発生した『福岡県西方沖の地震』に伴う地殻変動を補正する地域毎の座標補正パラメータの対象エリアは、主として福岡県西北部です。福岡市、福岡市東区、博多区、中央区、南区、西区、城南区、早良区、 春日市、大野城市、前原市、古賀市、糟屋郡新宮町、糸島郡志摩町(平面直角座標2系)の全部または一部が含まれます。(市町村名は平成17年9月1日現在)

対象エリアは、北緯33度25分30秒から33度45分15秒及び東経130度05分14秒から130度33分35秒の矩形領域の一部です。

座標補正ソフトウェアの利用に当たって注意が必要な地域について

 震源に近い福岡湾に面した地域では、地形の特質から液状化が発生しており地面が複雑に変動している可能性があるため、座標補正ソフトウェアによる補正が有効でない場合があります。このため、使用にあたっては注意が必要です。



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