平成29年度地理空間情報に関する中部地区防災担当者会議を開催
中部地方測量部
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平成29年度地理空間情報に関する中部地区防災担当者会議を開催 12月 5日、当部主催による中部地区4県3政令指定都市の防災担当者を対象に「平成29年度地理空間情報に関する中部地区防災担当者会議」を開催しました。会議は、全体で計22名が出席し各議題に関する報告と活発な意見交換が行われました。本会議は、各団体の防災分野における地理空間情報の利活用事例を共有し、お互いに顔の見える関係を強化するとともに、防災業務に関する意見交換を行う場として、平成25年度から開催しており今回5回目となります。
議題 (1)くしの歯防災システムについて(中部地方整備局) ・ 災害時における初動期の迅速な情報収集と道路啓開等の情報を共有するシステムの紹介、各県、政令指定都市の道路管理部署の担当者も利用可能、今後訓練を実施する予定との報告がされた。 (2)道路管理統合GIS「しずみちinfo」の災害活用について(静岡市) ・ 道路工事状況、通行止めの情報、災害情報を提供する手法、オープンデータに関する取組の紹介がされた。 (3)航空写真データと国土地理院が保有する国有財産を活用し消防機関が地図を作成する技術(春日井市消防本部) ・ 被災状況を把握するためドローンの映像からマップメーカ-2を利用した簡易地図の作成手法に関する報告がされた。 主な意見 くしの歯防災システムに関しては「県、政令市以外の関係機関との情報共有、各自治体の独自システムとの連携も必要」、道路管理統合GISに関しては「担当者の体制、個人情報、問い合わせ件数について詳細を知りたい」、消防機関が地図を作成する技術に関しては「写真の重ね合わせや切り出し手法などの知見が広がった」など、全体を通して、防災分野における地理空間情報の利用や、各団体の防災情報システムの情報共有手法などに関する積極的な意見交換があり、相互の連携強化につながりました。 会議の様子 「くしの歯防災システム」について (中部地方整備局) 「しずみちinfoの災害活用」について 「消防機関が地図を作成する技術」につ (静岡市)いて(春日井市消防本部) |