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地理院ホーム  > 研究開発  > 地理地殻活動研究センター  > 2007年スマトラ島沖大規模地震伴う海岸線変化:解説 最終更新日:2007年10月2日

2007年スマトラ島沖大規模地震伴う海岸線変化:解説

2007年スマトラ島沖大規模地震伴う海岸線変化:解説

 人工衛星から撮影した光学画像(いわゆる写真)と、レーダー画像(白黒の写真のようなもの)を利用して、海岸線の変化を調査しました。
 ここで、「隆起」や「沈降」といっているのは、地震時に生じた断層面の動きによって生じた地表面の上下運動を指しています。
 津波による海岸浸食と沈降は、どちらも海岸部の浸水という同じ結果をもたらすため、沈降だけを抽出するには、岩礁や堅固な人工構造物等に着目して、画像変化を調査します。
 一般的に光学画像はカラーで、分解能が高く、目で見たままなので、理解しやすく利便性が高いのですが、専門家にとっては、レーダー画像には多くの長所があり、光学画像とレーダー画像の両方の特徴をうまく併用することで、実用的な海岸線変化抽出が可能となります。
 レーダー画像の長所は、以下のとおりです。

  1. 雲に影響されず、確実に画像が取得できるため、災害前の有効な画像が存在する可能性が高い。
  2. 1シーンの観測面積が大きいため、災害の全体像を把握するのに適している。
  3. 同一衛星位置から撮影した画像が多く、災害前後の画像比較が容易である。
  4. 散乱強度(反射強度)画像を適切に利用すれば、災害前後の変化抽出が容易である。

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