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地理院ホーム  > 研究開発  > 地理地殻活動研究センター  > 地殻変動研究室  > 2018年インドネシア・ロンボク島の地震に伴う地殻変動 最終更新日:2018年8月30日

2018年インドネシア・ロンボク島の地震に伴う地殻変動

合成開口レーダー(SAR)解析によって明らかとなった地殻変動

作成:2018年7月31日、更新:2018年8月30日 English version of this page

概要

[2018年8月30日更新]
2018年8月19日(UTC)にインドネシア・ロンボク島でMw6.9(USGS)の地震が発生しました。日本の地球観測衛星「だいち2号」(ALOS-2)に搭載された合成開口レーダー(PALSAR-2)のデータを使用してSAR干渉解析を行った結果、10cmを超える地殻変動が島の北東部で検出されました。変動領域は、7月28日、8月5日の地震に伴う変動領域よりも東に分布しています。
 

[2018年8月17日更新]
2018年8月5日(UTC)にインドネシア・ロンボク島でMw6.9(USGS)の地震が発生しました。日本の地球観測衛星「だいち2号」(ALOS-2)に搭載された合成開口レーダー(PALSAR-2)のデータを使用してSAR干渉解析を行った結果、約30cmの地殻変動が島の北部で検出されました。変動領域は、7月28日の地震に伴う変動領域よりも西に分布しています。また、リンジャニ火山の周辺では、約10cmの衛星から遠ざかる変動が検出されました。

[2018年7月31日更新]
2018年7月28日(UTC)にインドネシア・ロンボク島でMw6.4(USGS)の地震が発生しました。日本の地球観測衛星「だいち2号」(ALOS-2)に搭載された合成開口レーダー(PALSAR-2)のデータを使用してSAR干渉解析を行った結果、10cmを超える地殻変動が島の北部で検出されました。

SAR干渉解析結果


図1. 観測ペアのSAR干渉画像 [PNG: 1.4MB]
※解析にあたり、電離層誤差低減処理(Split Spectrum法(Gomba et al.,2016))を行いました。低減処理前の干渉画像が図4-aです。


図2. 観測ペアのSAR干渉画像 [PNG: 1.5MB]
※解析にあたり、電離層誤差低減処理(Split Spectrum法(Gomba et al.,2016))を行いました。低減処理前の干渉画像が図4-bです。

図1観測ペアのSAR干渉画像
図3. 観測ペアのSAR干渉画像 [PNG: 1.5MB]
※解析にあたり、電離層誤差低減処理(Split Spectrum法(Gomba et al.,2016))を行いました。低減処理前の干渉画像が図4-cです。

図2観測ペアのSAR干渉画像(電離層誤差低減処理なし)

     図4-a [PNG: 1.5MB]                         図4-b [PNG: 1.5MB]                         図4-c [PNG: 1.4MB]              
図4. 観測ペアのSAR干渉画像(電離層誤差低減処理なし)

 

番号
観測日 観測時間
(UTC)
衛星
進行
方向
電波
照射
方向
観測
モード
*1
入射角
(震央付近)
垂直
基線長
KMZ
1 2018/08/12
2018/08/26
03:57頃 W-W 29° -82m 0.8MB
2 2018/07/29
2018/08/12
03:57頃 W-W 29° +10m 0.9MB
3 2018/07/15
2018/07/29
03:57頃 W-W 29° -58m 0.9MB

*1 W:広域観測(Normal)
(参考: ALOS-2プロジェクト/PALSAR-2(JAXA)

解析:国土地理院   原初データ所有:JAXA
本成果は、地震予知連絡会SAR解析ワーキンググループの活動を通して得られたものです。

地震概要

地震発生日時 2018年8月19日14時56分(UTC)
2018年8月19日23時56分(JST)
震源位置 8.330°S、116.631°E、深さ25.2 km
(USGS、2018年8月30日現在)
マグニチュード Mw=6.9(USGS、2018年8月30日現在)
 
地震発生日時 2018年8月5日11時46分(UTC)
2018年8月5日20時46分(JST)
震源位置 8.260°S、116.436°E、深さ31.0 km
(USGS、2018年8月17日現在)
マグニチュード Mw=6.9(USGS、2018年8月17日現在)
 
地震発生日時 2018年7月28日22時47分(UTC)
2018年7月29日07時47分(JST)
震源位置 8.274°S、116.491°E、深さ6.4 km
(USGS、2018年7月31日現在)
マグニチュード Mw=6.4(USGS、2018年7月31日現在)

図3CMT解から予想される変動
                    図5. CMT解から予想される変動(7月28日の地震) [PNG: 1.7MB]

分析に使用した人工衛星

日本の地球観測衛星 「だいち2号」(ALOS-2)

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