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SAR干渉画像の見方

SAR画像の見方

SAR衛星は、直下ではなく、斜め下を観測しており、観測のパターンは衛星が西側から観測する北行軌道・右向き、南行軌道・左向き、東側から観測する南行軌道・右向き、北行軌道・左向きがあります。
カラーバーの数値は、衛星-地表視線方向の距離の変化量を示します。つまり、マイナスの場合は、衛星と地表の距離が縮まったことを示し、地表が隆起、あるいは、北行・右向きもしくは南行・左向きの場合は西向に、南行・右向きもしくは北行・左向きの場合は東向きに動いたことを意味します。
観測する方向が違うことにより、同一の地点において同じ変動を捉えた場合でも、西側からの観測と東側からの観測のSAR干渉画像では、色の変化が異なることがあります。
例えば、下の図の緑色破線部で囲まれた部分(中段)のように地盤沈下のような地面の上下方向の変動をSAR干渉画像でみると、西側から観測した場合も、東側から観測した場合も、衛星から遠ざかる色の変化(青→赤→黄)を示します。しかし、図の青色破線部で囲まれた部分(下段)のように地面の水平方向の変動を捉えた場合、西側から観測した場合は衛星から遠ざかる色の変化(青→赤→黄)を示し、東側から観測した場合は、衛星に近づく色の変化(青→黄→赤)を示します。

SAR干渉画像の見え方

次に実際のSAR干渉画像を利用して説明します。下の図は、2007年能登半島地震に伴う地殻変動を捉えたSAR干渉画像です。カラーバーでも示していますが、青から青までの色の変化1周分は、約12cmの変動量に相当します。震央から遠く地殻変動が見られない青を基準(0cm)とした場合、2007年能登半島地震に伴う地殻変動量は、基準から震央に向かって青から青までの色の変化が4周していることから、約50cmということがわかります。また、基準から震央方向へ向かって色は、青→黄→赤→青と変化していますので、震央付近は衛星に近づく方向(西向きもしくは隆起)に変動していることがわかります。

2007年能登半島地震SAR干渉画像

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