文字サイズ変更

  • 標準
  • 拡大
地理院ホーム  > 研究開発  > 地理地殻活動研究センター  > 地殻変動研究室  > 2015年12月7日タジキスタンの地震に伴う地殻変動 最終更新日:2016年1月19日

2015年12月7日タジキスタンの地震に伴う地殻変動

合成開口レーダー(SAR)解析による地殻変動

作成:2016年01月15日 English version of this page

地殻変動の特徴

2015年12月7日にタジキスタン共和国でMw7.2(USGS)の地震が発生しました。地震に伴う地殻変動を把握するため、日本の地球観測衛星「だいち2号」(ALOS-2)に搭載された合成開口レーダー(PALSAR-2)のデータを使用してSAR干渉解析を行いました。

2016年1月13日までに観測されたデータから、以下のことがわかりました。
  • 変動の大きな地域は、震央から北東方向に延びており、40km以上に及びます。
  • 変動のパターンから、北東-南西走向の左横ずれ断層運動が生じたと考えられます。
  • 震央に近い変動域の中心は干渉性が低くなっています。震央に近いために地殻変動が大きいことや、地震による大きな揺れで生じた斜面崩壊の影響、積雪の影響を受けている等の可能性があります。
  • 一部地域では変位の不連続が見られ、地表に断層が現れた可能性があります。

なお、より詳細な分析等により、今後内容が更新されることがあります。

干渉画像

(画像をクリックすると拡大表示できます。)

干渉画像図1

図1 [PNG: 1.46MB]

 

干渉画像図2

図2 [PNG: 2.21MB]

干渉画像図3

図3 [PNG: 1.56MB]

 

干渉画像図4

図4 [PNG: 741KB]

 


番号
観測日 観測時間
(UTC)
衛星
進行
方向
電波
照射
方向
観測
モード
*1
入射角
(震央)
垂直
基線長
KMZ
1, 2 2015年07月27日
2015年12月28日
19時02分頃 北行 F-F 37° +12m 11.8MB
3, 4 2015年12月02日
2016年01月13日
07時13分頃 南行 W-W 38° -137m 5.8MB

*1 F:高分解能(10m)、W:広域観測(Normal)
(参考: ALOS-2プロジェクト/PALSAR-2(JAXA)

解析:国土地理院   原初データ所有:JAXA
本成果は、地震予知連絡会SAR解析ワーキンググループの活動を通して得られたものです。

地震概要

地震発生日時 2015年12月7日 12時50分(現地時間)、16時50分(JST)、07時50分(UTC)
震源位置 38.227°N, 72.752°E 深さ:33.0 km(USGS, 2016年1月19日現在)
マグニチュード Mw=7.2 (USGS, 2016年1月19日現在)

分析に使用した人工衛星

日本の地球観測衛星 「だいち2号」(ALOS-2)

広報・講演・論文発表

国土地理院(2016)、タジキスタン共和国の地震、地震予知連絡会会報、第96巻、450-451. [PDF: 1.2MB]

このページの内容・画像を引用・転載される方へ

リンク・引用・転載は自由ですが、出典を明記してください。引用・転載の場合には、速やかに、引用先・転載先をお知らせください。

問い合せ先


 室長  矢来 博司(YARAI Hiroshi) 029-864-6925
 主任研究官  小林 知勝(KOBAYASHI Tomokazu) 029-864-6156
 研究官  森下 遊 (MORISHITA Yu) 029-864-6549
問い合わせ先

関連リンク

ページトップへ