FAQ
JPGISに関する、よくある質問と回答集です。
質問
全般
応用スキーマ
符号化
製品仕様書
品質
地物カタログ
被覆
メタデータ
描画法
回答
JPGISとは何ですか?
JPGISとは、地理情報標準プロファイル(英名Japan Profile for Geographic Information Standards)の略称で、最新の地理情報に関する国際規格(ISO191**シリーズ)、日本工業規格(JISX71**シリーズ)に準拠し、内容を整理した実用版の規格です。
JPGISと国際規格(ISO)や日本工業規格(JIS)との関係は?
JPGISは地理情報に関する国際規格(ISO191**シリーズ)及び日本工業規格(JISX71**シリーズ)に準拠しています。
国際規格及び日本工業規格は、そのままでは規定している範囲が広く、自由度が高い規格となっています。そこでより利用しやすくするため、これらの規格の中から実利用に必要な内容を抽出・体系化した実用版の規格であるJPGISを作成したものです。
国際規格及び日本工業規格は、そのままでは規定している範囲が広く、自由度が高い規格となっています。そこでより利用しやすくするため、これらの規格の中から実利用に必要な内容を抽出・体系化した実用版の規格であるJPGISを作成したものです。
JPGISとJSGIとの関係は?
基本的な考え方、技術はほぼ同様ですが、JPGISは、最新の国際規格及び日本工業規格に準拠し、利用しやすいよう内容を絞ってコンパクトにした実用版の規格です(平成17年5月公開)。一方、JSGI2.0(地理情報標準第2版)は、作成当時の国際規格案の翻訳を基にしたものです(平成14年3月公開)。
今後は、JPGISをご利用ください。
今後は、JPGISをご利用ください。
JPGISはどのようなことを規定しているのですか?
地理情報分野全般に係わるルールを規定しています。例えば、空間データの設計の考え方、その際に使うことができる部品、位置の表し方、地名から場所を結びつける方法、空間データの品質の考え方、空間データを作成する際の仕様書の作り方など、特に空間データの交換のためのルールを規定しています。
JPGISを使うメリットは何ですか?
JPGISを皆が使用することで、空間データの検索、整備、活用など地理情報と関係するさまざまな場面で、空間データの自由な交換を実現することができます。その結果として、導入コストの削減等を実現することが期待できます。
また、JPGISで使用している技術は世界中で広く普及しているオープンな技術を利用しているため、誰でも使うことができるばかりではなく、将来にわたっても安心して使用できます。
また、JPGISで使用している技術は世界中で広く普及しているオープンな技術を利用しているため、誰でも使うことができるばかりではなく、将来にわたっても安心して使用できます。
JPGISを入手するにはどうしたらよいでしょうか?
このWebサイトからダウンロードすることができます。詳しくはこちらのURLをご参照ください。
JPGISの参考書はありますか?
JPGISを理解するための参考書として、地理情報の標準化についてわかりやすく説明した「読んでナットクJSGI」、「地理情報標準第2版(JSGI2.0)の入門」があります。
詳しくは、(財)日本測量調査技術協会のWebサイトを参照ください。
※「地理情報標準第2版の入門」については、このWebサイト上で閲覧できます。是非ご覧ください。
詳しくは、(財)日本測量調査技術協会のWebサイトを参照ください。
※「地理情報標準第2版の入門」については、このWebサイト上で閲覧できます。是非ご覧ください。
JPGISの研修会、講習会などはありますか?
JPGISをはじめ地理情報の標準化に関する研修会は、国土地理院が主催するセミナー、国土交通大学校、(財)日本測量調査技術協会、GIS学会などが全国各地で開催しています。開催スケジュールにつきましては、国土地理院もしくは主催者のWebページをご覧ください。
JPGISの技術的内容を理解するために必要な知識は何ですか?
これまでの測量の知識のほかに、情報処理の知識が必要となります。
特に、規格の内容を理解する上で「オブジェクト指向」の考え方、「UMLクラス図」、空間データを作成する際には「XML」の知識が必要となります。
特に、規格の内容を理解する上で「オブジェクト指向」の考え方、「UMLクラス図」、空間データを作成する際には「XML」の知識が必要となります。
地理情報に関する国際規格(ISO191**シリーズ)とは何ですか?
国際的な標準化団体ISOで作成した地理情報に関する規格です。
ISOの中では地理情報に関する専門委員会(TC211)で規格を作成しています。
ISOの中では地理情報に関する専門委員会(TC211)で規格を作成しています。
地理情報に関する国内規格(JISX71**シリーズ)とは何ですか?
ISOの地理情報に関する国際規格を翻訳した国内規格です。地理情報標準に採用されたISOの規格を順次JISにしています。
JSGI2.0(地理情報標準第2版)とは何ですか?
平成11年度から平成13年度にかけて国土地理院と民間企業との官民共同研究により作成した規格で、平成14年3月に公開したものです。
地理情報に関する国際規格(ISO191**シリーズ)のうち基本的な項目についての原案(作成当時)の翻訳を基に作成したもので、基になった国際規格が確定後、順次国際規格との整合をとり、日本工業規格(JISX71**シリーズ)にしています。
地理情報に関する国際規格(ISO191**シリーズ)のうち基本的な項目についての原案(作成当時)の翻訳を基に作成したもので、基になった国際規格が確定後、順次国際規格との整合をとり、日本工業規格(JISX71**シリーズ)にしています。
JPGISに準拠するとは、具体的に何をしなければいけないのですか?
JPGISが定める方法で空間データ製品仕様書を作成し、それに基づいて空間データを作成することです。これによって、異なる分野で作成されたデータであっても、相互に交換し、利用することが可能になります。
JPGIS Ver.2.0は、Ver1.0と比較するとどこが変わったのですか?
主な変更点は次のとおりです。
■国際規格・国内規格の動向と調和をとるため、引用規格に関する内容を更新しました。
・引用規格の名称を最新名称に変更
・ISO19131(データ製品仕様)の国際規格化を受け、「附属書11(参考)空間データ製品仕様書」を(参考)から(規定)に変更
■JPGISの適用範囲が広がりました。
・2007年9月に制定されたISO19136(地理マーク付け言語(GML))を、「附属書12(規定)地理マーク付け言語(GML)」として新たに追加
■基盤地図情報に対応するため、技術的な変更をしました。
・「附属書8(参考)XMLに基づく符号化規則」の内容を変更。この変更に伴う、JPGIS標準XMLSchemaの変更(XMLSchemaのバージョン番号を2.0へ)
・空間スキーマ、被覆の幾何及び関数のためのスキーマなど、標準スキーマの一部変更・拡張
■空間スキーマのタグ名を修正しました。
・GM_PolyphedralSurface(多面体面型)
■国際規格・国内規格の動向と調和をとるため、引用規格に関する内容を更新しました。
・引用規格の名称を最新名称に変更
・ISO19131(データ製品仕様)の国際規格化を受け、「附属書11(参考)空間データ製品仕様書」を(参考)から(規定)に変更
■JPGISの適用範囲が広がりました。
・2007年9月に制定されたISO19136(地理マーク付け言語(GML))を、「附属書12(規定)地理マーク付け言語(GML)」として新たに追加
■基盤地図情報に対応するため、技術的な変更をしました。
・「附属書8(参考)XMLに基づく符号化規則」の内容を変更。この変更に伴う、JPGIS標準XMLSchemaの変更(XMLSchemaのバージョン番号を2.0へ)
・空間スキーマ、被覆の幾何及び関数のためのスキーマなど、標準スキーマの一部変更・拡張
■空間スキーマのタグ名を修正しました。
・GM_PolyphedralSurface(多面体面型)
JPGISデータの利用事例はありますか?
■JPGISデータの整備状況
国土地理院の基盤地図情報では、附属書8及び12での符号化が公開されています。
http://www.gsi.go.jp/kiban/seibi.html
その他利用例については以下のページをご覧ください。
http://www.gsi.go.jp/GIS/stdind/jsgi_riyo.html
国土地理院の基盤地図情報では、附属書8及び12での符号化が公開されています。
http://www.gsi.go.jp/kiban/seibi.html
その他利用例については以下のページをご覧ください。
http://www.gsi.go.jp/GIS/stdind/jsgi_riyo.html
JPGIS Ver.2.1は、Ver2.0と比較するとどこが変わったのですか?
主な変更点は次のとおりです。基本的な考え方・技術の変更はありません。
国際規格・国内規格の動向と調和をとるため、引用規格に関する内容を更新しました。
■ISからJIS化されたものを引用規格に追加しました。
・JIS X 7109 応用スキーマのための規則:一般地物モデルを原規格であるISO19109と整合するように修正
・JIS X 7110 地物カタログ化法:JISにする際に、ISO19110の誤りを修正しているため、この内容にしたがって修正
■原規格との整合による修正をしました。
・時間スキーマの時間参照系部分の修正
・地理識別子による空間参照の座標参照系部分の修正
・附属書2(規定)座標参照系の内容修正
■附属書8(参考)XMLに基づく符号化規則を修正しました。
・基本スキーマの微変更に伴う名前空間の変更
国際規格・国内規格の動向と調和をとるため、引用規格に関する内容を更新しました。
■ISからJIS化されたものを引用規格に追加しました。
・JIS X 7109 応用スキーマのための規則:一般地物モデルを原規格であるISO19109と整合するように修正
・JIS X 7110 地物カタログ化法:JISにする際に、ISO19110の誤りを修正しているため、この内容にしたがって修正
■原規格との整合による修正をしました。
・時間スキーマの時間参照系部分の修正
・地理識別子による空間参照の座標参照系部分の修正
・附属書2(規定)座標参照系の内容修正
■附属書8(参考)XMLに基づく符号化規則を修正しました。
・基本スキーマの微変更に伴う名前空間の変更
JPGISの今後の普及の見通しはどうなっていますか?
「公共測量 作業規程の準則」の平成20年3月31日の改正において、「JPGIS準拠」がうたわれたことにより、公的機関においては今後JPGISに準拠したデータ作成が普及していくと考えております。
さらに、平成20年4月15日に閣議決定された地理空間情報活用推進基本計画
(http://www.gsi.go.jp/WNEW/PRESS-RELEASE/2008-0415_2.html)
では、地理空間情報の標準化としてJPGISの普及、流通等について、国・地方公共団体、産学官の連携をうたっております。このことにより民間も含め、JPGISの普及が進むものと期待されます。
さらに、平成20年4月15日に閣議決定された地理空間情報活用推進基本計画
(http://www.gsi.go.jp/WNEW/PRESS-RELEASE/2008-0415_2.html)
では、地理空間情報の標準化としてJPGISの普及、流通等について、国・地方公共団体、産学官の連携をうたっております。このことにより民間も含め、JPGISの普及が進むものと期待されます。
JPGISのどのバージョンに対応すべきでしょうか?
これから地理空間データの整備を計画・設計するのであれば、現時点の最新版であるJPGIS Ver.2.1に準拠することをおすすめします。ただし、既存データとの整合を考慮する必要もあるかと思われますので、具体的には各業務ごとに事前に計画機関と合意の上でバージョンを選択してください。
地物(ちぶつ)とは何ですか?
空間データの最も基本的な単位で、道路、河川、行政界などのように、現実の世界の物事を、抽象的に捉えたものです。
たとえば、空間データを地図として印刷したとき、地図上に存在している(描かれている)ものは、すべて地物ということができます。
たとえば、空間データを地図として印刷したとき、地図上に存在している(描かれている)ものは、すべて地物ということができます。
応用スキーマとは何ですか?
空間データの設計図のようなもので、空間データの構造、仕組みを文書化したものです。あるGISで使いたいデータの内容を示す場合には、応用スキーマで示します。
応用スキーマはどのようにして記述するのですか?
空間データの構造はUMLクラス図で図式化し、詳細な事項は規定の項目に沿って文書化します。
UMLクラス図とは何ですか?
UMLとは統一モデリング言語(Unified Modeling Language)といい、考え方を図で示す方法です。JPGISでは、空間データの構造を表す場面で、UMLのクラス図という図式を使って表現します。
作成した応用スキーマが正しいかどうか、チェックするにはどうしたらよいですか?
一般的には、二つのチェックを行います。一つは、JPGIS応用スキーマのための規則に準拠しているかどうかを、規定された試験項目に沿って試験を行います。もう一つは、この応用スキーマに基づく空間データが利用目的と合致しているか確認を行います。
応用スキーマで多重度が記載されていない場合どう考えればよいでしょうか?
多重度は1になります。
JPGIS Ver.1.0解説書の7頁11行目に以下の記述があります。
”なお、属性の多重度は省略も可能であり、省略されている場合は1となる。”
JPGIS Ver.1.0解説書
”なお、属性の多重度は省略も可能であり、省略されている場合は1となる。”
空間スキーマとは何ですか?
地物の空間的な形状、図形間の関係を記述するためのルールのことです。
たとえば、「面」は1つ以上の「線」から構成されますが、「線」を構成するのは「点」です。空間スキーマでは、これらの点、線、面に代表される「地物を表現するための部品」が定められています。
たとえば、「面」は1つ以上の「線」から構成されますが、「線」を構成するのは「点」です。空間スキーマでは、これらの点、線、面に代表される「地物を表現するための部品」が定められています。
具体的には、どのような部品が提供されているのですか?
代表的なものとして、点(GM_Point)、線(GM_Curve)、面(GM_Surface)などがあります。
空間データを設計する際、地物の空間的な形状を定義するには、空間スキーマで定められた部品を使う必要があります。
空間データを設計する際、地物の空間的な形状を定義するには、空間スキーマで定められた部品を使う必要があります。
時間スキーマとは何ですか?
地物の時間に関する構造や仕組みのルールのことです。
たとえば、建物という地物に建築年月日や営業開始日等の時間に関する属性を記述する方法のルールのことです。
たとえば、建物という地物に建築年月日や営業開始日等の時間に関する属性を記述する方法のルールのことです。
時間スキーマではどのような部品が提供されているのでしょうか?
代表的なものとして、瞬間型(TM_Instant)と期間型(TM_Period)があります。
瞬間型とは、いわゆるタイムスタンプのような型で、期間型は、開始時間と終了時間を持つ型です。
空間データを設計する際、地物に時間的な属性を定義する場合には、時間スキーマで定められた部品を使う必要があります。
瞬間型とは、いわゆるタイムスタンプのような型で、期間型は、開始時間と終了時間を持つ型です。
空間データを設計する際、地物に時間的な属性を定義する場合には、時間スキーマで定められた部品を使う必要があります。
符号化とは何ですか?
応用スキーマで定義した内容を基に、実際にデータとして実体化する行為をいいます。スキーマに対し、実際のデータ(実体)のことをインスタンスと呼ぶこともあります。
JPGISでは、空間データはコンピュータで取り扱うことを前提としていますので、コンピュータやソフトウェアが取り扱うことのできるようにデジタルのデータ(符号)として実体化することを、符号化と表現します。
JPGISでは、空間データはコンピュータで取り扱うことを前提としていますので、コンピュータやソフトウェアが取り扱うことのできるようにデジタルのデータ(符号)として実体化することを、符号化と表現します。
JPGISはXML形式で符号化するのですか?
附属書8と附属書12に、XMLを使用する場合の符号化規則があります。JPGISに基づく地理空間データを作成する場合は、附属書8又は附属書12のどちらかの符号化規則を使用することを強く推奨いたします。
Ver.2.0で附属書12が追加されましたが、これはどのような規則ですか?
GML(Geography Markup Language)と呼ばれる地理空間データをXMLを使用して符号化するための方法の一つです。GMLは、国際規格(ISO19136)となっています。一方、附属書8は、ISO19118附属書A(参考)を参考に日本が独自に規定した符号化の方法です。
JPGISにGMLを取り入れたことから、利用者は、符号化方法として、附属書8に加えGMLも使用できるようになりました。
JPGISにGMLを取り入れたことから、利用者は、符号化方法として、附属書8に加えGMLも使用できるようになりました。
Ver.2.0で追加された附属書12は、附属書8と比較するとどこが違うのでしょうか?
附属書8と附属書12は、UMLクラス図からXMLSchemaへのマッピング規則が異なります。そのため、附属書8に基づく地理空間データと附属書12(GML)に基づく地理空間データは、異なるXML文書として表現されます。標準スキーマのタグの対比については附属書12を参照してください。
Ver.2.0の附属書8と、Ver.1.0の附属書8の違いは何ですか?
Ver.2.0の附属書8と、Ver.1.0(平成19年3月版)の附属書8は、UMLクラス図からXMLSchemaへのマッピング規則が一部異なります。Ver.2.0の附属書8は、基盤地図情報に対応するため、Ver.1.0の附属書8にデータ表現方法を追加しました。
Ver.2.0では、Ver.1.0附属書8で符号化した地理空間データの扱いはどうなるのでしょうか?
Ver.1.0に基づき作成された地理空間データは、Ver.2.0に一部異なります。新規にデータを作成される場合はVer2.0を推奨します。
Ver.1.0に基づき作成された地理空間データについても、引き続きVer.1.0に準拠しデータを整備・提供することが可能ですが、その際には、JPGISの”バージョン番号”を示すようにしてください。
Ver.1.0に基づき作成された地理空間データについても、引き続きVer.1.0に準拠しデータを整備・提供することが可能ですが、その際には、JPGISの”バージョン番号”を示すようにしてください。
電子納品成果の項目に「コードリスト」というものがありますが、具体的にはどういうものなのでしょうか?
コードリストは、例えば「基準点」という地物の属性として「等級」を定義するときに、1級、2級、3級などと、あらかじめ決められた属性内容から一つを選ぶよう、応用スキーマで定義したいというようなケースで用います。
このような属性値の定義の仕方としては、「列挙型」と「コードリスト型」の二つの方法があります。列挙型は、「1級」、「2級」などと文字でリスト定義する方法で、実データにはこのリストの中から選択して格納します。列挙型は一度定義したら内容を変更できないという特徴があります。一方、コードリスト型は「1級=1」、「2級=2」のように定義しておき、実際にはコード番号を格納する方法です。コードリスト型は列挙型と異なり、後でコードリストの追加、変更、削除等の編集が可能です。 XMLによる符号化の際、列挙型は「XMLスキーマ」の中に定義内容を記載しますが、コードリストは上記のように柔軟に変更できる特徴があるため、地理空間情報の実データとは別に、コードリストのみのXMLファイルを作成することがあります。
このため、製品仕様書に定義される応用スキーマに「コードリスト」が存在する場合で、かつ地理空間データをJPGISの附属書8または12のXML形式で符号化して電子納品成果として納入する場合においては、上記の「XML形式で出力したコードリストファイル」を XMLスキーマ等と一緒に納める必要があります。コードリストの符号化方法はJPGISに定められています。詳細はJPGISおよび製品仕様書マニュアルを参照願います。
このような属性値の定義の仕方としては、「列挙型」と「コードリスト型」の二つの方法があります。列挙型は、「1級」、「2級」などと文字でリスト定義する方法で、実データにはこのリストの中から選択して格納します。列挙型は一度定義したら内容を変更できないという特徴があります。一方、コードリスト型は「1級=1」、「2級=2」のように定義しておき、実際にはコード番号を格納する方法です。コードリスト型は列挙型と異なり、後でコードリストの追加、変更、削除等の編集が可能です。 XMLによる符号化の際、列挙型は「XMLスキーマ」の中に定義内容を記載しますが、コードリストは上記のように柔軟に変更できる特徴があるため、地理空間情報の実データとは別に、コードリストのみのXMLファイルを作成することがあります。
このため、製品仕様書に定義される応用スキーマに「コードリスト」が存在する場合で、かつ地理空間データをJPGISの附属書8または12のXML形式で符号化して電子納品成果として納入する場合においては、上記の「XML形式で出力したコードリストファイル」を XMLスキーマ等と一緒に納める必要があります。コードリストの符号化方法はJPGISに定められています。詳細はJPGISおよび製品仕様書マニュアルを参照願います。
JPGIS形式のファイルを他の形式に変換するフリーソフトはありますか?
国土地理院が公開するものとして以下のものがあります。
JPGIS形式からシェープ、数値地形図データ(DM)形式のファイルが作成可能です。
■公共測量ビューア・コンバータ
http://psgsv.gsi.go.jp/koukyou/public/sien/pindex.html
■基盤地図情報閲覧コンバートソフト
http://fgd.gsi.go.jp/download/
JPGIS形式からシェープ、数値地形図データ(DM)形式のファイルが作成可能です。
■公共測量ビューア・コンバータ
http://psgsv.gsi.go.jp/koukyou/public/sien/pindex.html
■基盤地図情報閲覧コンバートソフト
http://fgd.gsi.go.jp/download/
製品仕様書とは何ですか?
空間データを「製品」ととらえ、製品の「仕様」を詳細に記述したものです。
製品仕様書には、空間データの「設計図」としての役割と、「取り扱い説明書」としての役割という、二つの役割があります。
つまり、空間データを作って欲しいとき、空間データを使うときに必要不可欠なものです。
製品仕様書には、空間データの「設計図」としての役割と、「取り扱い説明書」としての役割という、二つの役割があります。
つまり、空間データを作って欲しいとき、空間データを使うときに必要不可欠なものです。
製品仕様書の特徴は何ですか?
JPGISの製品仕様書は、国際規格に準拠してデータの定義、構造、品質を記述しており、プロダクト規定によるデータ作成の仕様書として利用することが可能です。製品仕様書を使用してプロダクト規定で作成する場合は、求められている仕様を満たすよう作成方法を自らが考え、創意工夫を取り入れて作業を行うことも可能となります。
製品仕様書を使うメリットは何ですか?
空間データの作成を依頼する側では、空間データの活用意図を明確に反映することができます。
いっぽう作成する側では、製品仕様書で規定されたデータ構造や品質を満たせばよく、新しい技術を積極的に使用することができ、結果としてコストダウンにつながることが期待できます。
いっぽう作成する側では、製品仕様書で規定されたデータ構造や品質を満たせばよく、新しい技術を積極的に使用することができ、結果としてコストダウンにつながることが期待できます。
製品仕様書にはどのようなことが記述されているのですか?
JPGISで製品仕様書に記述すべき項目(9つ)及びその内容が決められています。具体的には、空間データの構造、品質、データ形式などがあります。
製品仕様書を作成する際の参考書はありますか?
「地理空間データ製品仕様書作成マニュアル JPGIS」があります。本Webサイトからダウンロードできます。
製品仕様書を作成するための便利な道具はありますか?
製品仕様書エディタと呼ばれる「地理空間データ製品仕様書作成支援ツール(JPGIS準拠)」があります。本Webサイトからダウンロードでき、使用上の注意をご確認いただいたうえで、どなたでも無料で使うことができます。
参考になりそうな既成の製品仕様書はありますか?
国土地理院は、【基準点測量】、【地形測量及び写真測量】、【応用測量】など様々な分野の製品仕様書(案)をWebページに掲載しています。
http://psgsv.gsi.go.jp/koukyou/public/seihinsiyou/seihinsiyou_miru.html
また、県・市などによっては各計画機関のWebページに掲載されている場合もあります。
http://psgsv.gsi.go.jp/koukyou/public/seihinsiyou/seihinsiyou_miru.html
また、県・市などによっては各計画機関のWebページに掲載されている場合もあります。
製品仕様書の効率的な作り方はありますか?
最も効率的な作成方法は、同じような業務、分野の既成の製品仕様書があれば、それを参考にしながら作成する方法です。
類似する製品仕様書が存在しない場合は、「地理空間データ製品仕様書作成支援ツール(JPGIS準拠)」等を利用して作成することになります。本ツールは、このサイトからダウンロードできます。
類似する製品仕様書が存在しない場合は、「地理空間データ製品仕様書作成支援ツール(JPGIS準拠)」等を利用して作成することになります。本ツールは、このサイトからダウンロードできます。
Ver.2.0で附属書11の位置づけが(参考)から(規定)に変わりましたが、どのような影響があるのでしょうか?
ISO19131(データ製品仕様)が国際規格化されたことを受け、附属書の位置づけが参考扱いから規定扱いへ変わりました。 この附属書の取扱いがより強制力のある”規定”となりましたので、附属書11が示す記載事項を製品仕様書に示す必要があります。
公共測量だと製品仕様書をいつも作らなければならないでしょうか?
作業規程の準則では、製品仕様書を定めなければならないと規定されております。(撮影計画など公共測量であっても製品仕様書が必須ではない業務もあります。)製品仕様書の作成については計画機関と合意の上、決定願います。
空間データの品質とはどのようなものですか?
JPGISでは空間データの品質を決定する要素として、5つの要素を定めています。
5つの要素とは、以下に挙げる要素です。
・完全性
・論理一貫性
・位置正確度
・時間正確度
・主題正確度
5つの要素とは、以下に挙げる要素です。
・完全性
・論理一貫性
・位置正確度
・時間正確度
・主題正確度
空間データの品質は、どのように評価するのですか?
製品仕様書に品質要素ごとに要求する品質基準が示されています。その基準に沿って評価を行います。
空間データの品質はどこを見ればわかりますか?
空間データの品質情報はメタデータに記述されます。このメタデータを見ればその空間データがどのような品質を持つデータなのかがわかります。
品質評価表作成の際、品質の5要素はすべて記入する必要がありますか?
すべて必要というわけではありません。品質評価項目に関しては各業務ごとに計画機関と作業機関双方合意の上決定願います。
第三者機関の検定をもって品質評価を行ったことにできないでしょうか?
製品仕様書に記載する品質要求は、データ作成を計画した機関によるデータの使用目的や製品仕様書に定義された論議領域などから決定するものですから、第三者機関の検定結果がそのまま品質の判定基準になり得るとは限りません。原則的には、製品仕様書に記載された品質要求に従って、データ作成者が品質評価を実施してその結果を報告するということになります。
XML形式でないデジタルデータも書式一貫性、概念一貫性の品質評価は必要ですか?
必要です。書式一貫性、概念一貫性は、成果品がXML形式でなくても、デジタルデータである限り、必ず行うべきチェックです。(これらは、データ形式が正しいデータであるかどうかのチェックです。)
例えば、成果数値データ形式でデータを作成する場合には、論理一貫性は成果数値データの基準に定めたデータ形式と合致しているかどうかをチェックし、概念一貫性は応用スキーマで示された構造と合致しているかをチェックします。
例えば、成果数値データ形式でデータを作成する場合には、論理一貫性は成果数値データの基準に定めたデータ形式と合致しているかどうかをチェックし、概念一貫性は応用スキーマで示された構造と合致しているかをチェックします。
座標参照系とは何ですか?
座標参照系とは、空間データの座標が地球上のどの位置にあるのか特定するための仕組みのことです。
日本測地系2000の平面直角座標系第9系の座標を使いたいのですか、どうすればよいでしょうか?
座標参照系の識別子として、"JGD2000 / 9(X, Y)"というコードで示します。これ以外の座標参照系の示し方につきましてはJPGIS「附属書2(規定)座標参照系」をご参照ください。
地理識別子とは何ですか?
座標ではなく、間接的にある場所を参照するための仕組みのことをいいます。例えば、郵便番号、行政コードなどが具体的な事例です。
地名辞典とは何ですか?
地名(地理識別子)により位置を参照するため、地理識別子に関する情報を集めたものです。
地物カタログとは何ですか?
地物カタログとは、空間データに含まれる地物の型、属性、関連及びそれらの定義等をカタログとして体系化したものです。
地物カタログを整備することで、地物を定義するとき、既に定義済みの地物の定義を再利用することができます。
地物カタログを整備することで、地物を定義するとき、既に定義済みの地物の定義を再利用することができます。
地物カタログはどうやって使うのですか?
空間データの設計を行う場合、地物カタログとして登録されているもので利用可能なものがあれば、引用し空間データの設計を行うことができます。つまり、地物カタログに情報がたくさん登録されれば、これらの中から再利用できる可能性が高くなり、設計時の労力削減が期待できます。
被覆とは何ですか?
地面を覆いつくすようなものを被覆といいます。被覆も2種類あり、土地利用などのように面として連続的に覆いつくすものと、標高グリッドデータなどのように、間隔のあいたポイントで埋め尽くすようなものがあります。
メタデータとは何ですか?
空間データを説明するためのデータのことです。JPGISでは項目が定められており、これをJMP2.0といいます。通常、メタデータは空間データを作成・更新したときに一緒に整備します。メタデータに関する詳細は、こちらのページを参照してください。
クリアリングハウスとは何ですか?
メタデータを登録し、そこにどのような情報が入っているか検索できる仕組みです。欲しい空間データを探すときのYahooやGoogleのようなものです。
メタデータを作成するにはどうしたらよいですか?
国土地理院が公開しているメタデータエディタには、「公共測量用メタデータエディタ」と「JMP2.0メタデータエディタ(完全版)」があります。国土地理院のWebページからダウンロードできます。
公共測量用メタデータエディタとJMP2.0メタデータエディタ(完全版)は何が違いますか?
公共測量用メタデータエディタはウィザード形式での入力を可能にするなど公共測量用のメタデータの作成を簡易に行えることが特徴です。
JMP2.0メタデータエディタ(完全版)は、JMP2.0に完全準拠したメタデータを作成可能です。
JMP2.0メタデータエディタ(完全版)と 公共測量用メタデータエディタの間には、完全なる互換性はありません。
JMP2.0メタデータエディタ(完全版)で作成して保存したxmlファイルを公共測量用メタデータエディタで読み込む場合には、エディタの仕様上、全てのデータを読み込めず、メッセージ「繰り返しの上限値を超えているため、取り込めないデータがあります。」を表示することがあります。
例えば、公共測量用メタデータエディタ「データの品質情報:報告」では15項目まで入力することができますが、読み込みファイルに16項目以上の記入があった場合には、上記メッセージを表示します。
このように、複数入力できる項目において、公共測量用メタデータエディタでは、一定の入力枠(制限)がありますので、その際は、JMP2.0メタデータエディタ(完全版)を使用してください。
JMP2.0メタデータエディタ(完全版)は、JMP2.0に完全準拠したメタデータを作成可能です。
JMP2.0メタデータエディタ(完全版)と 公共測量用メタデータエディタの間には、完全なる互換性はありません。
JMP2.0メタデータエディタ(完全版)で作成して保存したxmlファイルを公共測量用メタデータエディタで読み込む場合には、エディタの仕様上、全てのデータを読み込めず、メッセージ「繰り返しの上限値を超えているため、取り込めないデータがあります。」を表示することがあります。
例えば、公共測量用メタデータエディタ「データの品質情報:報告」では15項目まで入力することができますが、読み込みファイルに16項目以上の記入があった場合には、上記メッセージを表示します。
このように、複数入力できる項目において、公共測量用メタデータエディタでは、一定の入力枠(制限)がありますので、その際は、JMP2.0メタデータエディタ(完全版)を使用してください。
JPGISでは画像はどのように取り扱うのでしょうか?
JPGISでは画像データの形式を決めていません。画像データは、一般的に使用されている形式を使用します。
描画法とは何ですか?
描画法とは、空間データをコンピュータの画面に地図記号として表現する際に、データと記号を対応づける仕組みのことです。

