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地理院ホーム  > 防災関連 > 平成28年鳥取県中部の地震に関する情報 最終更新日:2016年10月27日

平成28年鳥取県中部の地震に関する情報

地理院地図(空中写真等)

平成28年鳥取県中部の地震関連資料(地理院地図)
 
 国土地理院が作成した資料を地図上で提供しています。
 
(更新履歴)
 10月27日 干渉SAR 3次元解析結果を追加しました。 
 10月26日 干渉SAR解析結果(10/26観測)を追加しました。
 10月25日 10月22日に撮影した正射画像を公開しました。
 10月25日 干渉SAR解析結果(10/24観測)を追加しました。
 10月23日 10月22日に撮影した垂直写真を公開しました。
 10月23日 干渉SAR解析結果(10/22及び23観測)を公開しました。
 10月23日 震央位置を追加しました。
 10月22日 UAV(ドローン)で撮影した動画を公開しました(鳥取県倉吉市大原、東伯郡三朝町三朝)。
  
●空中写真等公開状況(10月25日20時現在)
 (1)垂直写真
  • 10月22日撮影


 (2)正射画像
  • 10月22日撮影

 

だいち2号干渉SAR による変動の検出について

干渉SAR 3次元解析の結果を追加しました。

地球観測衛星「だいち2号」のデータを使用した干渉SARにより、10月21日に鳥取県中部で発生した地震(M6.6)に伴う地殻変動を検出しました。

(1)干渉SAR 3次元解析による結果
干渉SARの結果を組み合わせて解析を行い、鳥取県中部の地震に伴う地殻変動の水平成分と上下成分を求めました。解析結果を図1に示します。
  • 地震に伴う地殻変動の分布は以下の通りです。
    上下成分:震央の北東及び南西で隆起、北西及び南東で沈降
    水平成分:震央の北東で北東向き、北西で南東向き、南西で南西向き、南東で北西向き
  • 明らかとなった地殻変動の分布パターンは、北北西-南南東方向に延びる左横ずれ断層運動を強く示唆しています。

図1 干渉SAR 3次元解析によって計測された地殻変動分布
   赤は隆起、青は沈降、矢印は地殻変動の水平成分の向きと大きさを示す。
 

詳しくは地殻変動研究室「平成28年(2016年)10月21日鳥取県中部の地震関連」 をご覧ください。

(2)干渉SARによる結果
  • 干渉SARでは、東側もしくは西側の上空から地上までの距離の変化を観測しています。その変化には、東西方向と上下方向の変動が含まれています。なお、衛星の観測方向が異なる場合、同じ地殻変動であっても、見え方に違いが生じます。
  • 図2(10月22日:東側からの観測)では、震央の北東側で、最大約6cmの衛星に近づく向き(隆起または東向き)の変動が見られます。また、震央の南東側で衛星から遠ざかる向き(沈降または西向き)の変動が見られますが、さらに南側では1回目の観測時での積雪により非干渉となっています。そのため、地震による地殻変動の全容は捉えきれていない可能性があります。
  • 図3(10月23日:西側からの観測)では、震央の北西側で、最大約12cmの衛星から遠ざかる向き(沈降または東向き)の変動が見られます。
  • 図4(10 月24 日:西側からの観測)では、震央の北西側で、最大約9cm の衛星から遠ざかる向き(沈降または東向き)の変動が見られます。また、震央の南西側で、最大約6cm の衛星に近づく向き(隆起または西向き)の変動が見られます。
  • 図5(10月26日:東側からの観測)では、震央の北東側で、最大約6cmの衛星に近づく向き(隆起または東向き)の変動が見られます。また、震央の南東側で、最大約12cmの衛星から遠ざかる向き(沈降または西向き)の変動が見られます。
  • 地震調査委員会によると、今回の地震は北北西-南南東方向に延びる左横ずれ断層運動と評価されています。干渉SARにより得られた変動は、断層運動から予想される地殻変動と調和的です。
  • また、得られた変動は電子基準点による地殻変動観測の結果とも整合しています。

地震による地殻変動の全容を把握するため、今後も解析を継続していきます。

図2:2015年1月17日~2016年10月22日の解析結果


図3:2014年12月7日~2016年10月23日の解析結果


図4:2016 年5 月23 日~2016 年10 月24 日の解析結果


図5:2016年8月3日~2016年10月26日の解析結果
使用したデータ一覧                    
1回目(地震前)

2回目(地震後)
衛星進行
方向
電波照射
方向
(照射方位)
観測モード 入射角
(中心)
地理院地図
による閲覧
高解像度画像
(公表日)
2015 年1 月17 日

2016 年10 月22 日
北行 左(西) 高分解能 43° 1.2MB

10 月23 日公表
2014 年12 月7 日

2016 年10 月23 日
南行 左(東) 高分解能 36° 1.4MB

10 月23 日公表
2016 年5 月23 日

2016 年10 月24 日
北行 右(東) 高分解能 33° 1.4MB
 
10 月25 日公表
2016 年8 月3 日

2016 年10 月26 日
南行 右(西) 高分解能 33° 1.3MB

10 月26 日公表
画像をクリックすると、地理院地図に解析結果が表示されます。

今回の結果は速報であり、より詳細な分析等により、今後内容が更新されることがあります。
(注)干渉SAR の精度は一般的には数cm 程度とされています。また、衛星の観測条件が異なる場合、同じ地殻変動であっても、解析結果の見え方に違いが生じます。

〇参考資料
SAR 干渉解析の原理(PDF 形式:880KB)
非干渉(砂をまいたようなざらざらした模様)とは
衛星進行方向と電波照射方向による見え方の違い(PDF 形式:100KB)
国土地理院干渉SAR ホームページ
SAR 干渉画像の誤差

観測データは、地震予知連絡会SAR 解析ワーキンググループを通して、JAXA から提供されたものです。
解析:国土地理院 原初データ所有:JAXA
10月21日14時07分頃に鳥取県中部で発生した地震(M6.6(暫定値)、深さ11km(暫定値)、最大震度6弱)に伴う地殻変動が観測されました。
詳細は、「電子基準点が捉えた鳥取県中部で発生した地震に伴う地殻変動について」を参照ください。

基準点改定成果の公表について・公共測量の対応について


測量成果の公表を停止していた電子基準点『羽合(はわい)(鳥取県湯梨浜町)』の測量成果を改定し公表しました。(11月24日)

公表した測量成果は、基準点成果等閲覧サービスから閲覧できます。
http://sokuseikagis1.gsi.go.jp/

公共測量の対応については、下記ページをご確認ください。
http://psgsv2.gsi.go.jp/koukyou/public/tottori/tottorijishin.html


              電子基準点「羽合」位置図
10月21日に鳥取県中部で発生した地震について、電子基準点(GNSS連続観測点)で観測された地殻変動データから、1枚の長方形で近似した震源断層モデルを推定しました。
詳細は、「平成28年(2016年)10月21日鳥取県中部の地震の震源断層モデル」を参照ください。

UAV(ドローン)による動画

国土地理院は、平成28年鳥取県中部で発生した地震による被害状況を撮影するため、国土地理院ランドバードを派遣し、UAV(ドローン)を用いて鳥取県倉吉市大原、東伯郡三朝町の撮影を実施しました。

 下記より撮影した動画を閲覧できます。
 (出典、国土地理院と明示いただくだけで、転載も含めご自由にお使いいただけます)
 (This video can be used freely including reproduction, provided the source ‘Geospatial Information Authority of Japan’ is cited.)
 
鳥取県倉吉市大原の落石箇所(平成28年10月22日15時21分撮影)
[ WMV形式:256MB ]   [ YouTube ]     [ 撮影位置(地理院地図の中央にある十字線の付近) ]



鳥取県東伯郡三朝町三朝の道路亀裂箇所(平成28年10月22日16時38分撮影)
[ WMV形式:141MB ]   [ YouTube ]      [ 撮影位置(地理院地図の中央にある十字線の付近) ]

このwebページで公開している地理空間情報のご利用について

国土地理院コンテンツ利用規約に従い、出典を明示いただくだけで、転載も含めご自由にお使いいただけます。

これらの写真等につきましては、
  • 現地の被災状況を心配されている国民の皆様への直接の情報提供
  • 関係機関が行う今後の対応等についての検討
等に対する重要な情報を提供する目的で行っています。

問い合わせ先

〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番

(災害対応全般に関すること)
国土地理院企画部
防災推進室長 宮口 誠司 (直通 029-864-6572)
防災推進室長補佐 木村 幸一 (直通 029-864-6275)
FAX 029-864-1658


(空中写真に関する技術的なこと)
国土地理院基本図情報部
管理課長 飯田 洋 (直通 029-864-4841)
管理課長補佐 藤本 和彦 (直通 029-864-4856)
FAX 029-864-1803

(基準点改定成果の公表・公共測量の対応)
・電子基準点に関すること
国土地理院測地観測センター
電子基準点課長 山口 和典(直通 029-864-5977)
電子基準点課長補佐 白井 宏樹(直通 029-864-6278)
・公共測量に関すること
国土地理院企画部
測量指導課長 安藤 暁史(直通 029-864-4639)


(だいち2 号干渉SAR による変動に関すること)
国土地理院測地部
宇宙測地課長 宮原 伐折羅(直通 029-864-4813)
国土地理院地理地殻活動研究センター
地殻変動研究室長 矢来 博司(直通 029-864-6925)

UAV(ドローン)に関すること)

国土地理院基本図情報部

地図情報技術開発室長 中村 孝之 (直通 029-864-5911

地図情報技術開発室長補佐 南 秀和 (直通 029-864-6236

FAX 029-864-3056

※ 地殻変動、震源断層モデルに関する問い合わせは、資料に記された担当者あてにお願いします。
 

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