地震予知連絡会SAR 解析ワーキンググループ

概要

地震予知連絡会SAR解析ワーキンググループ(以下、「地震SAR解析WG」)は、宇宙航空研究開発機構(以下、「JAXA」)が主体となって実施している地球観測衛星を用いた防災利用実証実験に属するWGです。 地震SAR解析WGは、平成26年2月に開催された第202回地震予知連絡会において設置が承認されました。事務局は国土地理院が担当し、実験協力者とともに地殻・地盤変動等の異常検出や災害時の被害状況把握への適用といった課題に取り組んでいます。

地震SAR解析WGの成果は、こちらをご覧ください。

なお、平成25年度までは、衛星データを用いた地震・地盤変動データ流通及び解析グループ(事務局:国土地理院)として活動しておりました。
  1. 日本域及び海外を対象とした「だいち2号」のSAR観測データによる詳細な地殻変動・地盤変状・災害状況の把握、及びその手法の高度化に関する調査・検討。
  2. 地震発生時や異常な地殻活動が検出された場合における、地殻変動等の把握・解析を通した地震発生機構の解明、及び災害対応・災害軽減への応用についてのSARデータの有効性の調査・検討。
  3. 「だいち2号」解析結果の地震予知連絡会や地震調査委員会等に対する報告。
  1. 地震予知連絡会の活動に寄与する課題研究の実施
  2. SAR観測データの流通・解析
  3. 地震災害発生時の緊急観測の提案
  4. 解析結果の地震予知連絡会や地震調査委員会等への報告
  5. メーリングリストや会合での議論
  6. 成果報告書の作成

地震SAR解析WG、地震予知連絡会及びJAXAとの関係


実験協力者および課題 (2022年7月現在)

所属機関 代表研究者 課題名
国土地理院 宗包 浩志 地殻活動に伴う地殻変動とその時空間変化の詳細把握
防災科学技術研究所 小澤 拓 地震に伴う地殻変動の検出を目的とした緊急観測データの解析
気象庁 宮岡 一樹 地殻変動の詳細把握
東京電機大学 橋本 学 ALOS-2/PALSAR-2を用いた活断層帯周辺の地震前・時・後の地殻変動の研究
北海道大学 古屋 正人 陸域プレート境界周辺の地殻変動様式の解明
鹿児島大学 中尾 茂 干渉SAR解析を用いた変位急変帯の地震発生ポテンシャルの評価に関する研究
宇宙航空研究開発機構 大木 真人 Lバンド合成開口レーダによる地殻変動検出
産業技術総合研究所 田中 明子 合成開口レーダを用いた地震活動に伴う地殻変動のモニタリング
東北大学 福島 洋 活断層周囲のひずみ場推定手法開発および地震に伴う地盤変状抽出に関する研究
東京電機大学 島田 政信 時系列干渉SAR解析を用いた地盤・地殻変動の検出












(以上、敬称略)

成果

地震SAR解析WGの成果は、こちらをご覧ください。

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