電子基準点の新しい「日々の座標値(F3)」-より高い精度で地殻変動の監視が可能に-
発表日時:平成21年3月26日(木)14時00分
電子基準点(GPS連続観測点)の「日々の座標値」を、平成21年4月1日から新しい解析手法により、国土地理院ホームページで提供します。
新しい解析手法による「日々の座標値(F3)」は、現在の「日々の座標値(F2)」より安定した座標値を提供します。
新しい解析手法による「日々の座標値(F3)」は、現在の「日々の座標値(F2)」より安定した座標値を提供します。
国土地理院では、全国1,240点の電子基準点(GPS連続観測点)の座標値を毎日計算しており、その結果を用いて全国の地殻変動を監視しています。また、この座標値は、「日々の座標値」として国土地理院ホームページ(http://terras.gsi.go.jp/ja/index.html)で公開され、大学等の研究機関により、地震や火山の調査研究等に広く活用されています。
このたび、より誤差の少ない座標値を得るため、観測データの新しい解析手法を開発しました。
新しい解析手法による「日々の座標値(F3)」では、これまでの「日々の座標値(F2)」に比べ、大気の不均質による座標値の誤差が軽減されます。また、これまでの座標値に見られた年周的な変動が軽減します。
今後、「日々の座標値(F3)」を用いて、より高い精度で地殻変動の監視が可能となることが期待されます。
なお、解析手法の変更により電子基準点の測量成果(測量に使用する座標値)には変更はありません。
このたび、より誤差の少ない座標値を得るため、観測データの新しい解析手法を開発しました。
新しい解析手法による「日々の座標値(F3)」では、これまでの「日々の座標値(F2)」に比べ、大気の不均質による座標値の誤差が軽減されます。また、これまでの座標値に見られた年周的な変動が軽減します。
今後、「日々の座標値(F3)」を用いて、より高い精度で地殻変動の監視が可能となることが期待されます。
なお、解析手法の変更により電子基準点の測量成果(測量に使用する座標値)には変更はありません。
問い合わせ先
〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番
国土交通省 国土地理院
測地観測センター 地震調査官 中川 弘之 tel 029-864-4825
測地観測センター 地殻監視課長補佐 宮原 伐折羅 tel 029-864-6259
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測地観測センター 地殻監視課長補佐 宮原 伐折羅 tel 029-864-6259