浸水範囲の土地利用

津波浸水範囲の土地利用

はじめに

 国土地理院では、3月12、13、19日及び4月1、5日に撮影した空中写真並びに3月19日撮影衛星画像を用いて津波浸水範囲の判読を行い、この判読結果と国土数値情報の土地利用細分メッシュデータとを組み合わせ、浸水範囲の土地利用図を作成しました。 その後、千葉県等で撮影された空中写真及び3月18日と29日に観測された衛星画像による福島県南部から千葉県九十九里浜沿岸の判読結果を追加し、全域の判読を完了したことに伴い(http://www.gsi.go.jp/kikaku/kikaku60003.html)、浸水範囲の土地利用図も更新しました。
 なお、土地利用区分については、国土交通省国土計画局が公表している国土数値情報「土地利用細分メッシュデータ」(平成18年度)を原データとして、いくつかの項目をまとめて、「土地利用区分について」に示したように再区分したものです。

 


 本調査における土地利用種別の内容と定義は、「国土数値情報 土地利用細分メッシュデータ」の国土交通省国土政策局の分類に基づいております。数字で分類される土地利用区分とそれを細分化した「・」で表示される土地利用種別及びその定義を示しています。調査時の分類は以下の通りです。

本調査における土地利用区分による土地利用種別

1.建物用地・幹線交通用地 
 ・建物用地 住宅地・市街地等で建物が密集しているところとする。
 ・幹線交通用地 道路・鉄道・操車場などで、面的に捉えられるもの

2.その他の用地
 ・その他の土地 運動競技場、空港、競馬場・野球場・学校港湾地区・人工造成地の空地等とする

3.田・その他の農用地・森林・荒地・ゴルフ場
 ・田 湿田・乾田・沼田・蓮田及び田とする
 ・その他の農用地 陸稲・野菜・草地・芝地・りんご・なし・桃・ブドウ・茶・桐・はぜ・こうぞ・しゅろ等を栽培する土地
 ・森林 多年生植物の密集している地域とする。
 ・荒地 しの地・荒地・がけ・岩・万年雪・湿地・採鉱地等で旧土地利用データが荒地であるところとする
 ・ゴルフ場 ゴルフ場のゴルフコースの集まっている部分のフェアウェイ及びラフの外側と森林の境目を境界とする。

4.河川地及び湖沼・海浜・海水域
 ・河川地及び湖沼 人工湖・自然湖・池・養魚場で平水時に常に水を湛えているところ及び河川・河川区域の河川敷とする。
 ・海浜 海岸に接する砂、れき、岩の区域とする。
 ・海水域 隠顕岩、干潟、、シーパースも海に含める。
  
 
 本データは、国土数値情報「土地利用細分メッシュデータ」(平成18年度)の各メッシュ(3次メッシュ1/10細分区画(100mメッシュ))の中心点が津波浸水範囲に含まれるものだけを抽出して、その中心点座標値(経緯度)と土地利用種コード(国土交通省国土政策局のウェブページ参照)を示したものです。[ダウンロード(ZIP[0.2MB]圧縮されたCSVファイル[1.8MB])]
 データの構造(カンマ区切りcsv)は以下のとおりです。
    緯度,経度,土地利用種コード
[注意]
 このデータは、メッシュの中心点が津波浸水範囲に含まれるものだけを抽出しているため、それらの面積を合計しても既報の浸水範囲の土地利用面積とは一致しません。
 
本ページのデータ(図等を含む)を使用される場合は、国土地理院が作成したものであることを明記してください。

問い合わせ先 国土交通省 国土地理院 地理地殻活動研究センター 地理情報解析研究室
 Email: gsi-gia+1=gxb.mlit.go.jp (=を@にしてください)

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