第14回全国児童生徒地図優秀作品展ごあいさつ(国土地理院長)

第14回全国児童生徒地図優秀作品展ごあいさつ(国土地理院長)

国土地理院では、全国児童生徒地図作品展連絡協議会(「連絡協議会」)と連携し、全国の各団体から推薦された「児童生徒の地図に関する作品」を一堂に集め、第14回全国児童生徒地図優秀作品展(「全国展」)を、国土地理院「地図と測量の科学館」、国土交通省1階玄関ロビー、またNHKふれあいホールギャラリーの3会場において開催いたしました。今回の全国展には、連絡協議会加盟の11団体及び連絡協議会が認める7団体(特別参加団体)から推薦された144点の作品が出展されました。

 

「児童生徒の地図に関する作品展」は、小・中・高等学校の社会科教育の一環として、児童生徒の自主的な研究活動を通じ、社会的なものの見方や考え方を育てるとともに、地図についての正しい理解や地理的思考力を高めるため、連絡協議会を構成している団体等が全国各地で開催しているものです。これらの作品展への今年度の応募総数は、7,145点にのぼり、過去最高となりました。

 

全国展では、各団体より推薦された作品のうち特に優秀なものについて、国土交通大臣賞、文部科学大臣賞を授与することとしております。今年度の国土交通大臣賞には、大分市立明治小学校6年生藤原綾音さんの作品「宇佐市と佐伯市の戦争遺跡MAP、文部科学大臣賞には、岐阜大学教育学部附属小学校4年松永悠彦さんの作品「めざせ野口健!ゴミ拾いゴミへらし大作戦」が選ばれました。1月12日(水)に国土交通省で表彰式が行われ、三井国土交通副大臣からそれぞれの受賞者に表彰状と副賞が授与されました。

 

国土地理院は、全国展の開催を通じて、全国各地で行われている地図を使った教育の現状や児童生徒の地図作品についての取り組みなどを広く紹介することにより、地図への関心を高め、より一層の教育現場での地図利用の普及・向上や、地図を使った教育に関わる教育者、研究者などのネットワークづくりの一助になればと考えております。

 

最後に、今回の全国展の開催にあたり、ご協力を賜りました関係機関、関係団体の方々には厚く御礼申し上げます。

平成23年2月

国土交通省国土地理院

 院長  岡本博