児童・生徒による地図作品展 徳島地区
児童・生徒による地図作品展 徳島地区
作品展概要
主催:徳島地理学会(第14回:徳島地区)
- 作品展の概要
- 「児童・生徒による地図作品展」は、小・中・高校の児童生徒が作成した地図類を募集し、優秀な作品を展示して、地理教育の発展を図ることを目的に毎年11月~12月に開催されています。
- 作品(18年度:12点)
徳島県立城西高校 3年 中原浩貴、川人有城、福田竜也、田中瞳、横瀬亜耶
(徳島県教育長賞)
「南海地震は必ずやってくる」徳島県は、地震防災に対する県民の意識改革をはかろうと、南海地震に備える取り組みに力を入れている。私たちの学校も、県や各種団体からの防災に関する資料やパンフレットをいただいた。それらの資料を理解し、また学校の仲間たちにも呼びかけるために、地理の授業で身に付けた技能を生かし、作品作りを進めた。
三好市立和田小学校 3・4年 佐原澪加、田中有香
(徳島地理学会長賞)
私たちの地域にはコンビニがありません。そこで、徳島県内にどれだけコンビニがあるか調べました。
調べていくうちに、県内の東部にコンビニが多くあることが分かりました。その理由は人口が多く、近くに高速道路や空港などがあるからです。また人口が少なく、山間部はコンビニが少ないことが分かりました。
吉野川市立牛島小学校 4年 久保可奈子
(徳島県教育長長賞)
私は、2年生の自由研究で、吉野川にかかる橋について調べました。調べ終わった時に思ったことは、中川にかかる橋も調べてみたい、でした。実際に調べに行ったことが一番大変でした。工夫したところは、手書きで、地図を書いたところです。そして、みなさんに、吉野川と那賀川にかかる橋のどちらがどれだけ多いかがわかりやすくしたところです。がんばって書いたので見てください。
徳島市立八万南小学校 6年 猿田冬樹
(国土地理院長賞)
授業で学習した日本地図を自分なりの着目点で変形できるかなあと思い取り組みました。
人口による変形地図は隣県との接し方が難しかったです。次に、東京駅から到着時刻による違いを表した変形地図は、県によって同一時刻があったため重なってしまい表現が難しかったです。
地域別に色をぬったり、シールをはったりして工夫し、なんとか最後まで投げ出さずに取り組めてよかったです。
鳴門教育大学附属中学校 2年 野田奈央
(国土地理院長賞)
少子高齢化が大きな問題となっている今、徳島県ではどのような状況であるのかを知りたいと思いました。そこで、24市町村別に高齢人口・年少人口の割合を調べて円グラフにしました。また、高齢人口の割合を階級区分図にし、色分けをして一目で分かりやすいように工夫しました。
この地図を見て、全国平均よりもすすんでいる徳島県の少子高齢化をもっと身近に考えるきっかけになってほしいと思いました。
徳島市立応神小学校 4年 丹羽広樹
(日本地図センター理事長賞)
社会科で、「まちの消ぼうしせつをさがそう」を学習しました。その時、家の近くの消ぼうしせつを調べて、地図に書きこむと、消火栓がたくさんあったのでびっくりしました。
調べるのがとてもおもしろかったので、夏休みに応神町の消ぼうしせつを調べました。
消火栓が多く地図をのばしていきました。約百個ぐらいもあり、シールをはると、数の多さにまたびっくりしました。応神町の探検や消ぼうしせつの地図作りが楽しかったです。
徳島県立城ノ内高校 2年 井上貴博、関本翔太、寺西裕太、久米川浩輝、坂尾航平
(GIS奨励賞)
私たちが通学している城ノ内高校では、現在3年生(2004年度入学生)から徳島全県一区の普通科高校となりました。そこで、それまでの総合選抜制度時代の生徒と通学区域がどう変化したのかを地図で示してみました。
総合選抜の学外からの入学生が年を追うごとに増加しています。また、通学時間も1時間を超える生徒が増加していることもわかりました。
全県1区の高校となって、この3年間で通学距離がのび、多くの地域から通学している生徒が多いことを実感しました。他の高校と比較するともっとよくわかると思いました。
徳島県立城ノ内高校 2年 鎌田歩、笹田由香里
(日本地図センター理事長賞)
私たちが今回テーマとしたのは、徳島県のゴミの量とリサイクル率です。近年環境問題の中でも注目されているゴミ問題、特にゴミの量とリサイクル率に着目し、年度ごとに比較をして市町村単位で増加率を調べてみました。
その結果、ゴミの量が増加している市町村もあれば減少している市町村もありました。リサイクル率も高い地域と低い地域とまちまちなのが現状です。
2015年度の目標値を達成するためにも、ゴミの量を減少させ、リサイクル率を高める努力が多くの市町村に求められています。この努力をしてほしいと願って、この地図を作製しました。
鳴門市立鳴門中学校 1年 立岡文理
(地球地図賞)
僕は学校で社会科の時間、山田長政のことを少し聞き、国土地理院の地球地図の中に東南アジアのデータがあるということで、この「南洋日本町と山田長政」を作ってみました。
苦労したのは、山田長政の資料は少なかったのでそれを探したことと、ソフトの使い方を間違えてせっかく書いたはずのシャムがどこかに消えてしまうといった失敗をしたことです。
GISソフトを使って地図を使ったのは、初めてだったので少し難しいと感じましたが便利なのでもっと使っていきたいです。
徳島県立城ノ内高校 2年 松本 剛、湯村慎太郎
(地球地図賞)
地球地図を使って何か地図を作ろうと言われましたが、地球地図が何かも知りませんでした。まず、地球地図をみて、どこの国にしよと考えて、自分の部活動の後輩がオーストラリアへ語学研修に行ったことを思い出して、オーストラリアにしました。
オーストラリアの人口密度が低いことや農業で羊や牛の飼育が盛んなことを地理で学習していましたので、オーストラリアにおける人・牛・羊の分布をテーマとしました。
データを集めるのがむずかしく、手間がかかりました。できあがった地図をみると、やはり圧倒的に羊や牛が多いことがわかりました。
徳島市立八万小学校 2・4年 布川裕規、布川琢也
(徳島市教育委員会賞)
徳島を空(飛行機の中)から見ると、小さな土地に山(緑)ばかりでした。また日本一低い山が徳島にあると聞き、徳島の山や川を詳しく調べたいと思いました。
そこで県内の山や川を見て回り、登山をして山の形や高さを体感したり、周りの様子を写真にとりファイルにまとめました。さらに徳島市のシンボルでもある眉山の立体模型を作り、ぼくたちの住んでいる町と山・川の様子を地図で表しました。
時間がかかったけど楽しかったです。
徳島市立助任小学校 3年 西本允郁
(四国地方測量部長賞)
昨年、地図作品てんを見に行きました。そこで、等高地図を見て、とてもすごいなと思いました。僕も作ってみたいと思って、ぼくの家から見える眉山を等高地図にしました。
作ってみてとてもむずかしかったところは、等高線を線のとおり切りぬくことが思ったよりたいへんでした。作ってみて思った事は、じっさいの土地のでこぼこのようすがわかって山は思っていたよりでこぼこしていることがひとめでわかるようになったことです。
作ってみてよかったです。