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地理情報の標準化とは

地理情報の標準化とは

地理情報の標準化とは、データ作成等の際に守るべきルールを決め、そのルールに準拠することで、様々なデータを相互に利活用しやすい環境を整備しようというものです。ここでは、なぜ標準化が必要なのか? 標準化するとどうなるのか? ということを解説しています。

地理情報と標準化

カーナビの地図や、携帯電話の地図案内、インターネットの地図情報サイトなど、私達の身の回りでは、今やあらゆるところで地理情報が使われています。また、行政においても様々な機関、部署において多くの地理情報がつかわれるようになってきました。

紙の地図が、誰が見ても何を書いてあるのかがわかるのと同じように、デジタルの地理情報も、どんなシステムでも利用できるようにするためのルール(標準)が必要です。


標準化とは

地理情報の標準化とは、具体的に以下のとおりです。
データの設計方法、品質の考え方、交換方法、仕様書の記述方法等、皆が共通に守るべきルール(標準)を定めます。このルールはISOの国際規格が基になっており、これに準拠したデータを作成することで、様々なデータが相互に利活用しやすい環境になるいうことです。

例えば、地理情報を作成する場合は、このルールにしたがって、具体的なデータ項目、構造、符号化の方法、要求品質等を決めて、製品仕様書を作成し、データを作成します。
これにより、特定のシステムに依存しない、皆が共通認識可能な製品仕様書やデータを作成することが可能となります。


標準(ルール)はどうやって作られたか?

国際的には、ISO/TC211という国際標準化機構の地理情報に関する専門委員会において、標準規格を作成しています(ISO191**シリーズ)。
国内では、ISOの国際規格案を基に、国内標準として地理情報標準(JSGI)を作成しました。地理情報標準は、基になったISO規格が確定後に、ISO規格と整合及び修正を行いJIS(日本工業規格)化しています(JIS X 71**シリーズ)。
さらに、地理情報標準の普及促進のため、最新のJIS、ISO国際規格案に準拠し、使いやすく整理した実用版である「地理情報標準プロファイル(JPGIS)」を作成しています。


標準化するとどうなる?

地理情報を標準化すると、何がどう変わるのでしょうか?
地理情報を標準化することで、次のようなことを実現しようとしています。

・統一化された考え方や基準のもとで、利用目的に応じたデータ仕様を決めることができる(製品仕様書)

・データの利用者に対し、地理情報の品質をわかりやすく説明することができる(品質表示)

・相互運用性が確保されたデータを、さまざまなGISソフトで使うことができる(データ・ソフトウェアの標準化)


標準普及に向けて

政府の地理情報システム(GIS)関係省庁連絡会議では、「地理情報標準」を政府の技術的標準と位置づけています。また、GIS関係省庁連絡会議で策定した「GISアクションプログラム」では、「政府は率先して使用する」「地方公共団体や民間への普及活動及び技術支援を実施する」としています。
国土地理院では、地理情報標準を使いやすく整理した実用版として「地理情報標準プロファイル(JPGIS)」の作成、解説書、マニュアルの作成、セミナーの開催等を通じて地理情報標準の普及に努めています。


※平成17年9月にGIS関係省庁連絡会議は廃止され、測位・地理情報システム等推進会議が設置されました。
 GIS関係省庁連絡会議において決定した事項は、本推進会議に引き継がれています。

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