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地理院ホーム  > 2013年報道発表資料  > 全国の電子基準点で、準天頂衛星及びグロナスの観測データを提供開始 最終更新日:2013年5月10日

全国の電子基準点で、準天頂衛星及びグロナスの観測データを提供開始

発表日時:2013年5月10日 14時00分

概要

 国土地理院は、5 月10 日より、全国の電子基準点で観測した準天頂衛星(日本)及びグロナス(ロシア)のデータ提供を開始します。
 従来のGPS(米国)に加えてこれらの衛星も利用すると、都市部や山間部で測量できる場所が広がり、測量時間の短縮も期待されます。また民間が電子基準点データを用いてサービスしているリアルタイム測量の安定性も向上し、建設機械の制御を行う情報化施工等での活用が期待されます。 

詳細

 国土地理院は、全国の電子基準点において測位衛星の観測を行い、そのデータを解析して地殻変動を監視するとともに、我が国で行われる衛星測量のために観測データをHP から提供しています(資料1)。このデータを用いると基準点での観測が省略できるので、電子基準点は衛星測量のインフラとなっています。また、観測データはリアルタイムで民間事業者に提供され、電子基準点を利用した「ネットワーク型RTK 測量」(資料2)のサービスが行われています。
 近年、測位衛星として、米国の運用するGPS 以外に、ロシアのグロナス(GLONASS)や、我が国の準天頂衛星初号機「みちびき」が利用できるようになってきました。GPSに加え、これらの衛星測位システムも利用すると(「GNSS」 と総称)、ビルや樹木等の障害物によって衛星信号が受信しにくい都市部や山間部でも測量ができる場所が広がるため、電子基準点の利用者から早くGPS 以外のGNSS にも対応してほしい、との要望が寄せられていました。
 このため、今までGNSS 対応が完了した電子基準点より、東日本を中心に、順次、準天頂衛星及びグロナスデータの早期提供を実施してきましたが、5 月10 日から全国でGNSS データの提供を開始します。これにより、全国のほとんどの地域で電子基準点を用いた衛星測量や、ネットワーク型RTK 測量において、GPS 以外のGNSS も利用できるようになり、測量の効率化が可能となります。
 測量用のデータはHP から入手できます(http://terras.gsi.go.jp/ja/index.html)。ネットワーク型RTK 測量でのグロナスの利用については、サービスを行っている民間事業者にお問い合わせください(連絡先は「電子基準点を利用したリアルタイム測位推進協議会」のHP を参照:http://www.jsurvey.jp/pcrg/kyougikai.htm)。

※ Global Navigation Satellite System の略。米国のGPS 及び日本の準天頂衛星、ロシアのグロナス、EU が開発中のガリレオ(Galileo)等がある。各国は各システムの民生用公開信号が無償利用できることを繰り返し表明している。

問い合わせ先

 〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番 国土交通省国土地理院
   測地観測センター 衛星測地課長  辻 宏道 029-864-6951(直通)        
            専門調査官  山口 和典  029-864-4811(直通)
                         029-864-6864(FAX) 

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