文字サイズ変更

  • 標準
  • 拡大
地理院ホーム  > 2016年 報道発表資料  > 平成28年2月の地殻変動について  

平成28年2月の地殻変動について

発表日時:2016年3月8日(火)16時00分

全国の地殻変動概況

 別紙1~7は、国土地理院が全国に展開している電子基準点等のGNSS連続観測網(GEONET)の観測結果から求めた2016年1月下旬から2016年2月下旬までの1ヶ月間の地殻変動を表したものです。平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震後の余効変動が東日本の広い範囲で見られます。
 火山周辺では、硫黄島において継続的な地殻変動が見られます。

トピックス

  • 2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(M9.0、最大震度7)後の余効変動は、東日本の広い範囲で継続していますが、その変動速度は小さくなってきています。(別紙8)
  • 吾妻山周辺では、2014年12月頃から一部の基線で山体の膨張を示す地殻変動が見られていましたが、2015年7月頃から停滞し、10月頃から収縮に転じています。(別紙9)
  • 草津白根山周辺では、2014年春頃から湯釜付近の膨張を示す地殻変動が継続していましたが、2015年8月頃から停滞しています。(別紙10)
  • 浅間山周辺では、2015年6月頃から浅間山を挟む基線で小さな伸びが見られていましたが、10月頃から鈍化しています。(別紙11)
  • 御嶽山周辺では、顕著な地殻変動は観測されていません。(別紙12)
  • 硫黄島の「硫黄島1」及び「M硫黄島A」は、2015年3月頃から隆起速度が上がっていましたが、10月以降は2月以前の速度に戻っています。「硫黄島2」は、南向きの変動は継続していますが、隆起は2015年10月以降停滞しています。(別紙13)
  • 阿蘇山周辺の基線で2014年1月頃から伸びの傾向が見られていましたが、2015年9月頃から鈍化しています。(別紙14)
  • 霧島山周辺では、「えびの」-「牧園」基線で2013年12月頃から伸びの傾向が見られていましたが、2015年1月頃から停滞しています。その他の基線でも、顕著な地殻変動は観測されていません。(別紙15)
  • 桜島島内の基線では、2015年1月上旬頃から伸びの傾向が見られており、2015年8月15日の前後でも伸びが見られた後はほぼ停滞していましたが、2016年1月頃から再び伸びの傾向が見られます。2016年2月5日の噴火の前後では、特段の傾向の変化は見られません。鹿児島(錦江)湾を挟む一部の基線で、2015年1月上旬頃から伸びの傾向が見られます。(別紙16)
  • 口永良部島の観測点では、2014年12月頃から見られていた新岳から遠ざかる方向のわずかな変動は、2015年10月頃から停滞しています。(別紙17)

補足説明

  • 全国の1年間の地殻変動(2015年2月下旬から2016年2月下旬まで、別紙18)からは、以下のような傾向が見られます。
    • 北海道から中日本までの広い範囲で、東北地方太平洋沖地震後の余効変動が見られます。
    • 硫黄島では、島内の地殻変動が見られます。
    • その他の地域では、プレート運動による定常的な地殻変動が見られます。

別紙一覧

参考資料:「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」以降の地殻変動

問い合わせ先

国土交通省国土地理院
〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番
測地観測センター      地殻監視課長    木暮 弘幸 (029-864-5971)
地理地殻活動研究センター  地殻変動研究室長  矢来 博司 (029-864-6925)
測地観測センター      地震調査官     檜山 洋平 (029-864-4825)

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、以下のページからダウンロードしてください。

ページトップへ