発表日時:平成23年3月8日(火)16時00分
全国の地殻変動概況
別紙1~7は、国土地理院が全国に展開しているGPS連続観測網の観測結果から求めた平成23年1月下旬から平成23年2月下旬の1ヶ月間の地殻変動を表したものです。霧島山周辺では噴火活動に伴う地殻変動が見られます。それ以外は特に目立った変動は見られません。
- 全国 (別紙1[PDF形式:276KB])
- 北海道地方 (別紙2[PDF形式:103KB])
- 東北地方 (別紙3[PDF形式:113KB])
- 関東・中部地方 (別紙4[PDF形式:146KB])
- 近畿・中国・四国地方(別紙5[PDF形式:263KB])
- 九州地方 (別紙6[PDF形式:223KB])
- 沖縄地方 (別紙7[PDF形式: 99KB])
トピックス
○ 硫黄島内の電子基準点「硫黄島1」、GPS機動連続観測点「M硫黄島」では、2010年5月以降隆起の傾向が見られ、2010年11月中旬頃から12月にかけて一時鈍化しましたが、2011年1月末頃から隆起速度が増加しました。電子基準点「硫黄島2」では大きな南向きの地殻変動が見られます。
(別紙8[PDF形式: 71KB], 別紙9[PDF形式:434KB])○ 霧島山周辺では、「えびの」-「牧園」、「牧園」-「都城2」、「都城2」-「えびの」の基線において、新燃岳で1月26日に噴火が発生して以降、2月1日まで顕著な縮みの傾向が見られました。その後、約1ヶ月間のデータで見ると、「えびの」-「牧園」間ではわずかに伸びの傾向が見られます。なお、噴火に伴って設置したGPS機動連続観測点「M霧島山」は、順調にデータを取得しています。
※「火山噴火予知連絡会の見解と異なるものではなく、すぐに大きな噴火が起きるという意味の情報ではありません。」
(別紙10[PDF形式:738KB], 別紙11[PDF形式:296KB], 別紙12[PDF形式:588KB])○ 桜島周辺では、鹿児島(錦江)湾を挟む基線で長期的な伸びの傾向が見られます。桜島島内の「鹿児島2」-「桜島」、「鹿児島3」-「桜島」基線では、2010年初め頃から伸びの傾向が見られていましたが、その傾向が2010年7月頃から鈍化し、現在はほぼ停滞しています。
(別紙13[PDF形式:1,879KB], 別紙14[PDF形式:785KB])
補足説明
○ 全国の1年間の地殻変動(平成22年2月下旬から平成23年2月下旬まで、別紙15[PDF形式:279KB])
- 硫黄島の変動ベクトルは、島内の地殻変動を表しています。
- 豊後水道周辺では、プレート間のゆっくり滑り(スロースリップ)現象に伴う地殻変動の影響が見られます。
- 霧島山周辺では火山活動に伴う地殻変動が見られます。
- その他の地方では、プレート運動による定常的な地殻変動が見られます。
問い合わせ先
国土交通省国土地理院 〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番 測地観測センター 地震調査官 矢来 博司 (029-864-4825) 測地観測センター 地殻監視課長 新田 浩 (029-864-5971) 地理地殻活動研究センター 地殻変動研究室長 飛田 幹男 (029-864-6925)

