数値等高線データを用いた斜面計測手法

Geomorphometric measurement using digitized contour data

地理地殻活動研究センター  水越博子
Geography and Crustal Dynamics Research Center Hiroko MIZUKOSHI
筑波大学地球科学系  安仁屋政武
Institute of Geoscience, University of Tsukuba Masaru ANIYA

要旨

 国土地理院では、1999年までに、日本全国をカバーする50m間隔の標高グリッドデータ「数値地図50mメッシュ(標高)」を刊行した。勾配や方位の計算や地形変化量の見積もりを容易に行うことができる標高グリッドデータは、数値標高モデル(DEM: Digital Elevation Model)の中で最も一般的である。しかし、様々なDEMの活用を検討することも、重要な課題の一つである。ここでは、ベクター型の等高線データ(以下、数値等高線データと呼ぶ)を用いた数値地形計測の手法について紹介する。

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