測量に関するミニ知識

第24回 地理院地図(地理院タイル)の地図投影法

地理院地図
 地理院地図とは、地形図、写真、標高、地形分類、災害情報など、国土地理院が捉えた日本の国土の様子をインターネットで発信する、ウェブ地図です。
 地理院地図で表示している地図データを地理院タイルといいます。
 地理院タイルは、一般的で多くのウェブ地図APIが対応している方式で提供していて、容易にサイト構築やアプリ開発にご利用いただけます。
 
地図投影法
 地理院地図(地理院タイル)の地図投影法は、 世界測地系の経緯度が正方形に変換されるよう、極域の一部地域(北緯及び南緯約85.0511度以上)を除外した範囲について、メルカトル投影の数式を使って変換しています。(図1に範囲全体を正方形に変換した地図画像を示す)
※ 地理院タイルの測地系は、日本国内の地図については、世界測地系(JGD2011)です。
 
範囲全体を正方形に変換した地図画像
図1  範囲全体を正方形に変換した地図画像
 
 メルカトル図法は正角円筒図法なので地図上の全ての経線が平行であり、地図上の角度が正しく表されます。地図上の出発地と目的地を結ぶ直線と経線がなす角が実際の角度と同じです。このことから、海図の標準的な図法とされています。
メルカトル図法は低緯度と高緯度を見比べた際、高緯度になるにつれて表示が引き伸ばされていることに注意が必要です。
 
ズームレベル
 地理院タイルでは地図画像の表示倍率を「ズームレベル」という概念を使って区分します。
 地球全体を一枚の正方形タイル画像で表現したものを「ズームレベル0」と定義し、さらに、一枚の正方形タイルの辺の長さを2倍にして縦横それぞれ2分の1に分割したものを「ズームレベル1」とします。同様にしてズームレベルが1つ大きいものは、各タイルの大きさを2倍にして2×2=4枚のタイルに等分割したものと定義します。タイル一枚の大きさは、256ピクセル×256ピクセルで統一されています。(図2にズームレベルのイメージを示す)
 地理院地図では、ズームレベル2~18の地理院タイルが見られます。

ズームレベルのイメージ
                     図2 ズームレベルのイメージ
 
地理院地図はこちら
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地理院地図の操作方法や技術情報についてはこちら
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