事務系職員

村上尚正 平成6年度入省 地理空間情報部情報企画課 審査係長 |
南昌代 昭和60年度入省 応用地理部企画課 課長補佐 |
笠嶋瑞穂 平成12年度入省 総務部会計課 調査専門職 |
【南】事務系の業務は主に、事業費や旅費など予算の管理、休暇・残業など勤務時間の管理、備品・物品の管理、文書の管理、契約の手続きなどがあります。
【笠嶋】基本的にはどの部署でも同じような業務を行っていますが、離島への出張がある部署では出張旅費の計算が複雑だったりと、部署によって特徴があり、それに合わせた対応をすることもあります。
【村上】事務系の業務は縁の下の力持ちのような仕事です。技術系職員の活躍を広報活動で宣伝したり、契約や予算管理などの事務手続きでバックアップしたりしています。技術系職員ができるだけスムーズに業務を遂行できるようにすることが事務系職員のやりがいの一つです。
―技術系の業務は事務系職員に支えられていると感じる場面が多々あります。
【笠嶋】技術系の業務があって事務系の業務も成り立っています。お互い様ですね。
【南】広報担当になり、イベントの企画の立案・運営をしたことがあります。企画の内容を考えるのは大変でしたが、技術系職員と協力しながらお客さまに喜んでもらう企画を実施するのは達成感があり、やりがいもありました。技術系職員抜きにはできないところも多く、技術系職員の技術力を実感した瞬間でした。イベントではマッピーくんの着ぐるみを着て子供と触れ合ったこともいい思い出ですね。思わず喋ってしまって子供を驚かせてしまったことも…(笑)
【一同】(笑)
【村上】事務系採用ですが、地図の修正作業の補助をしたことがあります。元々、技術系職員の業務であり、慣れない業務で大変でしたが、自分が関わった地図が公開されたときの喜びは今でも鮮明に覚えています。現在は、地図の複製及び使用・承認申請の窓口を担当していて一般の方や民間企業、官公庁などの問合せへの対応に、その時の経験が生かされているなと感じます。
-事務系職員も技術系の業務に携わる機会があるのですね。
【村上】人事交流の一環として、事務系職員でも技術系の業務を経験する機会があります。配属当初は不安な気持ちもありましたが、分からないことは技術系職員が丁寧に教えてくれるのでとても助かりました。
【笠嶋】私は地方測量部での業務ですね。現地調査に運転手として同行し、その中で測量作業の技術的なことを学ぶ機会もありました。地方測量部は国土地理院の業務がぎゅっとつまった小さい国土地理院みたいな感じで、本院では経験できないこともたくさんあり、印象に残っています。
【南】事務系採用でも地方測量部への配属で全国の色んなところに行けるチャンスがありますよね。
【笠嶋】地方測量部は管区の主要都市にあり立地が良く、通勤も便利でした。お休みの日にはご当地のグルメや観光を楽しんだりして、仕事も私生活も充実していましたね。本院以外での業務経験を積むのも公私ともにとても良い経験になると思います。
【村上】私は国土交通本省の道路局へ出向したことがあります。そこでは、各地方整備局の道路占用許可のシステムを一本化する業務に携わっていましたが、周囲は道路管理専門の職員が多く、配属当初は専門用語も分からず大変だった記憶があります。 国土地理院の業務とは全く異なる分野を勉強しなければならず、知識面でも苦労しましたが、その分、国土地理院では得られないような経験もあり、現在の業務の糧になっています。また、出向を通して他省庁や自治体の方と知り合う機会があり、視野も大きく広がる貴重な機会だと思います。チャレンジ精神にあふれる方は挑戦してみてもよいのではないでしょうか。
【笠嶋】出向は、人によって違いがありますが、昇進など節目のタイミングなどで行くことが多いようですね。
【村上】基本的には事務全般の業務について経験していきます。一言に事務といっても様々な業務があり、その都度勉強しないといけないので大変なこともあります。
【笠嶋】2~3年で異動することが多いですね。業務内容のベースは同じですが、係員で経験した業務も、係長になると視点が変わってきます。そのような意味でも色んなことを学ぶ機会がたくさんあります。
【南】経験する業務は、事務全般の業務を経験しながら、技術系の業務を担当したり、地方測量部での業務や出向先の業務を経験したりすることがあったりと、人によって様々だという印象があります。出向や地方測量部へは係長などに昇進する節目のタイミングで配属になることが多いですね。
【笠嶋】業務の魅力もたくさんありますが、ワークライフバランスの推進にも力を入れていて、仕事も私生活も充実できるところが国土地理院の大きな魅力ですね。
【南】有給休暇も「取らないの?」と聞かれるくらい休暇は取りやすいと感じます。子育てに関しても理解があり、優しい方が多いです。子育てや介護など、私生活の希望を伝えやすく、悩みを抱え込まずに働ける環境が整っています。
【笠嶋】育児休暇は、女性はもちろん、男性も取る方が多いですよね。男女差がないので女性も活躍できる職場だと思います。
【村上】仕事の合間にリフレッシュができる環境があることも魅力の一つでしょうか。国土地理院では、クラブ活動も充実していて、昼休みや休日にジョギングやサッカーをしている職員もたくさんいます。
【南】私もコカリナクラブで活動しています。職場の仲間と好きなことに打ち込めるのも良いところですね。
【南】国土地理院は事務系職員であっても、技術系の業務もできる職場です。色んな仕事がありますが、やりがいのある仕事が多いです。職員も優しい方が多くて、育児休暇や有給休暇などの休暇も取りやすく、コミュニケーションの取りやすい職場だと思います。皆さんが採用される日をお待ちしております~。
【笠嶋】事務系の業務は技術系の業務を支援するのがメインの仕事です。国土地理院を支えたいと感じてくれる方には是非入ってもらえたら嬉しいです。皆さんの入省をお待ちしています。
【村上】自分が修正作業に関わった地図が公開されたときには、自分が関わったものが一般に公開されて使ってもらえる喜びで、とても嬉しかったことを覚えています。事務全般の業務に加えて、そういったやりがいを感じたい方には、ぜひ、国土地理院に入って活躍していただきたいなと思っています。
技術系職員(総合職)

笹川啓 平成16年度入省 基本図情報部地図情報技術開発室 室長 |
岸本紀子 平成16年度入省 企画部国際課 課長 |
小門研亮 平成17年度入省 地理地殻活動研究センター宇宙測地研究室 主任研究官 |
【小門】1~7年目までは地球上における絶対的な位置を測る技術に関する業務に携わっており、この間に1年間アメリカに留学しました。10年目から3年間は国土交通省本省に出向し、地籍整備事業の推進などに携わりました。出向では法令の改正や補助金の交付、国会対応など大変な面もありましたが、やりがいも大きかったですし、国土地理院で積み重ねてきた経験が自分の強みになることもあり、それを軸に仕事を楽しむこともできたなと思います。また、出向先で行政に大きく関わることで「研究開発も社会に生かさなければ意味がない。」ということを強く感じ、現在は測量技術に関する研究に取り組んでいます。
【笹川】私は入省してから主に地図の作成・更新技術に関する研究開発に携わっていて、スイスへ留学する機会もありました。留学では、研究ももちろんですが、決められた時間の中でいかに効率よく、アイドリングを少なくして研究を進めるかという、労働や時間に対する価値観の違いもあって、人生経験としてもすごく良い経験になったなと思います。現在はこれまでの業務経験や留学を経て、先進的な技術を地図更新に取り入れるための研究開発に携わっています。
【岸本】私は入省4年目に環境省へ出向し国際案件の窓口業務に、入省9年目で国土交通省本省に出向し、建設・測量技術の海外展開の業務に携わりました。そこでは日本の優れた技術を海外にPRする日本の営業マンのような、いい意味で公務員らしくない仕事で、面白さもありました。現在も国土地理院で測量技術を海外へ展開する事業に携わっていて出向時の経験との繋がりを感じますし、そのときに始めた電子基準点の海外展開を国土地理院職員の皆さんが育ててくれたことにも感銘を覚えます。
【笹川】キャリアパスの一例として国土地理院に総合職として入省すると、4、5年目で係長、8、9年目くらいで課長補佐に昇進します。地方測量部への異動はあまりなく、基本的に国土地理院本院(茨城県つくば市)に勤めるか他省庁に出向することが多いですね。その中で海外留学する機会があります。
【小門】経験する業務については、地図関係や測量関係の業務など多岐に渡ります。ただ、最初の頃に経験した業務が自分の根幹になることも多く、その分野の業務に携わることが多い、ということもあるのかなと思います。
【小門】国土地理院では政策の着実な実施を目的に、測量技術や防災減災技術の高度化、知見の蓄積などの研究開発を実施しています。研究開発をしても、その成果が社会に貢献できていないと意味がないですよね。行政機関として、研究成果が社会をより良くするように研究開発の方向性を考えたり、社会の需要や変化に対してどのようなアプローチをするかを考えたりする必要があって、国土地理院の行政的な方向性と合わせた研究開発をマネジメントするために総合職も研究開発に携わっているのかなと思っています。
【笹川】研究開発と言っても、国土地理院内で完結するばかりではありません。他機関との調整や予算、測量業界に及ぼす影響など、研究開発をするためにも調整が必要なときがあるので、研究開発における総合職の立場も重要だと感じます。
【小門】行政へのアプローチも霞が関の様に制度や仕組みについて、他省庁や自治体、政治家と調整するのとは違っていて、国土地理院は技術を社会に生かしていくための技術官庁としての特色がありますよね。行政機関でありながら研究開発もできる官庁は珍しいですし、研究開発にも行政の仕事にも両方挑戦できるので、社会に役立つ研究をして、その技術を社会に生かせることも、いい意味で特殊な環境だと思います。
【岸本】確かにどちらか一方ではなくて、行政も研究開発も両方経験できる組織は珍しいですよね。地図や測量に興味があれば幅広い仕事を楽しめるのでは、と思います。
【笹川】国土地理院が測量法を所管しているのも、国土地理院の技術力があってこその話ですよね。行政を下支えする技術にしっかり向き合えるところも国土地理院の強みだと思います。
仕事と育児の両立という観点ではいかがでしょうか?
【岸本】現在は育児短時間勤務制度を活用しており業務時間が少し短く、また子供達の病気で、数週間単位で保育園に登園できないこともあり、仕事と家庭の両立は思っていた以上に大変です。管理職である自分は、課全体の業務のマネジメントを担っているため、1日2日でも完全に業務をオフにすることは出来ません。一方で、常にグループで仕事をしているので、業務の指示や方針の確認、課員とのコミュニケーションをしっかり取ることが出来れば、管理職でも仕事と家庭の両立は可能だと感じます。今は、休暇や業務時間後も仕事用のスマホを握りしめ、短い業務時間を補っています。ここ数年、国土地理院は男性でも育児休暇をとるのが当たり前になってきたと感じます。父親も母親も育児に参加することが当たり前になり、子育てと仕事の両立への理解や環境が急速に整ってきていると思います。
【岸本】育児しながら仕事を続けるのは大変ですが、育児や仕事の問題を一つ一つクリアしていく度に少しでも自分が成長しているという実感を得ていること、また業務を通じて社会に貢献していると感じること、そして時折ご褒美のようにやってくる達成感から、困難に思うことがあっても仕事を辞めるには至らないのかなと思います。
【小門】私は大学等で学んだことや研究したことを生かしつつ働ける場所の1つとして、国土地理院を志望しました。入省後も研究開発に携わる機会も多い一方で行政に携わる機会もあり、行政に携わることで見えてきたこともあります。行政にも技術にも両方携われるところが国土地理院の総合職の魅力だと思います。
【笹川】様々な部署や出向等を通して幅広い業務を経験できることが総合職の大きな特徴かなと思います。私自身も今まで、研究開発関係の部署の所属が長い一方で、それ以外の業務では様々な部署で様々な経験をすることができましたし、そのおかげで幅広い視野を身に付けることができたと思います。管理職になると、これからの地図のデータ整備の方針など国土地理院の事業に対する政策的な判断を下すことにもなるので、そのような場合はジェネラリストとしての総合職としての幅広い経験が生きるのではないかと思います。
【岸本】幹部から、「深く掘るためには広く掘らなければならない」という言葉を聞いて妙に納得したことがあります。総合職は、一般職と比べて様々な分野やポストで経験を積み上げていくのですが、その経験によって専門分野をより多角的に客観的に見ることになり、「深く掘る」ことにつながるように思います。そこが総合職の魅力かなと思います。
【笹川】行政の仕事もできる、技術的な仕事もできる、というところが霞が関の省庁とは違う国土地理院の特徴だと思います。行政にも技術にも広く携わりたい方にとっては国土地理院はおすすめの職場です。また、総合職は一般職と比べると早い段階で管理職になり、ある程度自由に業務のマネジメントもできるようになるので、その人のやる気とか能力次第で色んなことが実現できるのではないかなと思います。国土地理院で色んな事に取り組んでみたいのであれば、ぜひ、国土地理院に来てみてください。一緒に楽しく働ける日を楽しみにしています。
【小門】大学で研究を突き詰めてきた方って研究を続けていくうちに就職先の選択肢や視野が狭まってしまうと思うんですよね。私も入省する前は大学で研究していた分野の知識しかなく、総合職としてやっていけるか不安な気持ちもあったのですが、国土地理院なら技術的な勉強をしながら仕事をできるし、世の中に生かせる研究開発もできる職場なので、研究を続けたいけど他のこともやってみたいという方がいれば、ぜひ国土地理院を選択肢に入れてほしいなと思います。今まで専門分野で勉強してきたことが何かの拍子に役立つということはかなりあるので、様々なバックグラウンドで専門的な知識を持った方が増えれば、国土地理院の技術力も上がりますし、一緒に働きたいですね。
【岸本】私は元々建築専攻だったのですが、国土地理院では色んなバックグラウンドを持っている方がいると知って、その多様性に魅力的に感じました。ここにいる二人の専門も、情報工学と地球物理、私が国土地理院に入省しなければ交わらなかったような人たちです。入省して、専門分野は思っていたより多様だと実感しました。専門もキャラクターも違う人が、一緒に仕事をして国土地理院の技術を作り上げていく、そんな多様性が国土地理院の魅力だと思います。多様な背景を持った方々と一緒に働いて、これからの国土地理院を共につくっていけたらと思います。
技術系職員(一般職)

植田摩耶 平成13年度入省 応用地理部地理情報処理課 活断層情報係長 |
髙橋伸也 平成17年度入省 測地部物理測地課 地磁気係長 |
島田久嗣 昭和59年度入省 地理空間情報部情報企画課 課長 |
【島田】一般職で入省すると1年間国土交通大学校で地図作成や測量の研修を受けて、測量や地図作成の技術や知識の基礎を身に付けます。研修後に携わる業務は、地図系の部署に配属されるか、測量系の部署に配属されるかで大きく分かれます。私は地図系の部署に配属され、地図の整備や利用に携わる業務が多かったです。
【髙橋】私は測量系の部署に配属されたので、測量作業やデータ解析の業務に携わる機会が多かったですね。一般職だと国土交通本省などへの出向の機会の他に、地方測量部へ配属されることもあります。私は国土交通省本省への出向と関東地方測量部及び北陸地方測量部での業務経験があります。
【植田】私は地図系の部署に配属されたので、地図の作成に携わる機会や地図関係の事業の事務局を担当することが多いです。私も九州地方測量部に配属になったことがあります。また、2度、それぞれ1年ずつ育児休暇を取得していました。
【島田】僕は印象に残っている業務が2つあります。1つ目は一般の方にも国土地理院が整備した地図を身近に感じてもらえるようプロダクトを作成したことです。地図と測量の科学館の床にある地図の原形となる地図作成に関わりました。この業務に携わって地図の作成だけではなく、使い道を考えていくことも大事なんだと思いましたね。2つ目は、基盤地図情報と呼ばれる、電子地図の位置の基準となるデータ整備の立ち上げですね。それまでは電子地図の位置の基準となるものがなかったため、省令に基づいた技術的基準を定めたり、幹部に納得していただけるよう説明したりするのが大変でしたが、この仕事を通じて様々なことが学べましたね。いろいろな人が協力してくれて、国土地理院職員の技術力の高さを実感した出来事でもありますし、いろいろな人とのつながりができたこともこの業務があったからこそかなと思います。
【髙橋】地殻変動による位置の変動を補正するために行った測量作業が印象に残っています。この作業では山の上にある三角点で測量を行うため、観測機材、食材、水などを担ぎながら、藪道を切り開いていくつもの山を登りました。寝袋も荷物になるので、山頂でブルーシートに包まって野営したりすることも…。体力的にはハードでしたが、チーム一丸となって仕事をしたのがとても楽しく、なかなかできない経験だったなと思います。現在は別の方法で地殻変動による位置の変動を補正できるようになったため、この業務は行われていませんが、技術の進歩により観測機器や観測方法が変わっていき、より簡単により精密にデータを解析できるようになってきていると感じます。
【植田】土地の成り立ちを示した地図(土地条件図)を整備するため、現地調査をしたことが印象に残っています。現地調査は力仕事もあり大変なときもありましたが、同じ地区に何度も赴きじっくり調査することができてすごく勉強になりました。徳島で現地調査をしたときには、ずっとうろうろしているのでお遍路さんに間違われることもありました(笑)。出張中の休みの日も、その土地の食べ物を楽しんだり、釣りをしたり楽しく過ごせました。
【島田】技術的な規定を作ったり、測量の基準や精度を定めたりすることは行政機関である国土地理院だからこそできたものだと思います。測量のルールや国土地理院の所有する地図の利用の指針を示すのも国土地理院という国の機関の役割だと思っています。
【髙橋】私は、地球の磁場を測る業務を担当していますが、これは国土地理院に就職したからこそできた業務だと思います。磁場の測定はスマホの地図などの北の方角を正しく示すために必要なものですが、地方公共団体や民間企業では行っておらず、国土地理院でしか行っていない測量になります。皆がやる必要はないけど、誰かがやらないといけない、珍しくも重要な測量に取り組めることも、国土地理院だからこそですね。
【植田】地球地図プロジェクトという事業の中で、世界で共通の地図のデータ仕様を定めたり、世界各国の地図の公開を進めたりしたことも、国土地理院だからこそできたことかなと思います。この事業により、持続可能な開発を目指すSDGsでも地図を利用して防災や環境保全を推進しようとする取組が進みました。測量分野での国際活動への貢献も国土地理院だからこそできる仕事だと思います。
【植田】これまでの経験では、休暇はとても取りやすいと思います。仕事もグループで取り組んでいるので、お互いにフォローしながら休暇を取っています。家のPCでも申請すればメールを見られますし、自宅でも仕事ができるようになりつつあるので、仕事も育児も充分両立できると思います。
【島田】忙しい部署にいるときには中々休暇を取れないこともありますが、休暇は取りやすいなと思います。子供が小さいときにはディズニーランドに連れて行ったり、旅行に行ったりしていました。育児も妻と分担しながら、子供の面倒をみることもできましたね。
【髙橋】最近では、男性で育児休暇を取られる方も多いですよね。管理職の方々にもそういう考えが浸透しているのかなと思います。
【島田】僕が国土地理院を志望した理由になるのですが、記録に残る仕事ができることが国土地理院の仕事の魅力だと思います。国土地理院は小さい組織なので、アットホームな雰囲気もあり、困っている人に手を差し伸べてくれる暖かい組織です。休暇も取りやすいですし、地方測量部へ配属になる機会もあるので、適度に外の空気を吸えて、刺激をもらえる、中央官庁ではなかなか味わえないような雰囲気があるところが国土地理院の魅力なのではと思います。
【植田】自分が国土地理院を志望したきっかけを思い返すと、国土地理院を訪れて雰囲気がいいなと思ったことでした。若手職員の中でも国土地理院の雰囲気を気に入って入ってくれた人も多いですね。もし迷っているのなら、実際に国土地理院に来てみて雰囲気を感じてもらうのがいいかなと思います。業務は多岐に渡っているので、何かしら自分を生かせるものがあると思いますし、あまり専門にこだわらずに雰囲気が合うかどうかを重視してもらえたらと思います。
【髙橋】国土地理院では大体2年ごとで異動になることが多いのですが、測量や地図などの幅広い業務の中で、大学の専門分野・専門外の分野を含めて様々な業務に携わることになります。専門外の業務でも今までの経験を生かしながら、前向きに業務に取り組む気持ちがあればいろいろな仕事を楽しめるのかなと思います。様々な業務の中で専門分野を生かす機会もありますし、専門外でも行った先で新たな知識や技術を吸収しながら活躍できる場所があると思うので、いろいろなことに興味を持って、チャレンジしてもらえばと思います。