位置情報基盤WG

目的と概要

目的

 今後高齢化を迎えるこれからの我が国の成長を維持していくためには、誰もが安全・安心に移動でき、経済活動にも貢献するようなICTの活用による自動運行や歩行者移動支援、高度な位置情報サービス等を発展させていくことが不可欠と考えられます。また、増加する外国人旅行者に対しても、平常時のみならず地下街などにおける地震、火災などの災害時での避難誘導等の対応が必要不可欠となってきます。しかしながら、屋内測位技術そのものだけでなく、屋内外での測位の整合性の確保等については、まだ技術的・制度的な課題が多く残っており、今後、様々な主体が共通的に利用できる標準仕様を定め、共通の基盤を作っていくことが急務となっています。
 このような状況を踏まえて国土地理院では平成27年度より、国土交通省総合技術開発プロジェクト「3次元地理空間情報を活用した安全・安心・快適な社会実現のための技術開発」の一部として、屋内測位で様々な主体が共通的に利用できる基盤の整備に向け、屋内や地下街に設置されたWi-Fiやビーコン等の位置特定デバイスを活用し、場所情報コードを用いて標準化・統一した位置情報基盤を構築するための検討を行っています。

取り組み内容

〇場所情報コードを利用した位置情報基盤の整備
 ・屋内や地下街に設置されたWi-Fiやビーコン等の位置特定デバイス情報の集約に関する検討
 ・位置特定デバイスの位置情報の更新法や高精度な位置情報活用のため測位以外の情報を用いた信頼性情報の付加に関する検討
 ・オープンデータとして公開する位置特定デバイスの位置情報など屋内外シームレス測位のための位置情報基盤の標準化に関する検討

位置情報基盤WG資料

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