年次報告(平成28年度)
平成28年度に開催されたイベント等をお知らせします 「関西G空間フォーラム2016」は、関西における地理空間情報の利活用についての現状の認識と、産学官の連携による地理空間情報の利活用の推進を目的として10月24日に開催しました。今回は、翌日に開催された「G空間EXPO2016 in大阪」とのコラボ開催で「関西G空間フォーラム2016 & G空間EXPO2016 in大阪」として実施しました。
「関西G空間フォーラム2016」には、地理空間情報に携わっておられる関西地域の測量関連事業者、地方公共団体職員、教育関係者など、総勢227名に方々にご来場いただき、各シンポジウムにおいて、地理空間情報に関する国全体の動向や関西で先進的に取り組んでいる事例等が報告され、最新の地理空間情報等に関する情報交換なども活発に行われていました。 また、「G空間EXPO2016 in大阪」には、約150名の方々にご参加いただきました。 関西G空間フォーラム2016 の概要 G空間EXPO2016 in OSAKA の概要
地理空間情報活用推進に関する近畿地区産学官連携協議会の取組みとして滋賀県危機管理センターにおいて、「関西G空間フォーラムin滋賀」が開催しました。
「関西G空間フォーラム」は、G空間社会の実現に向け、地理空間情報の広く一般の方々への普及とG空間産業の発展のため、平成23年度から毎年大阪市で開催していますが、今フォーラムは、平成25年度より近畿管内のそのほかの都市においても地域に密着した活動が重要であると考え、各地域で開催しているものです。 今年度は、『災害から見た湖国の地理空間情報とICT活用』をテーマに滋賀県で開催し、総勢162名の皆様にご参加いただきました。 講演会は、災害における最新技術(GISやUAV等)に関する話題が多く、ご来場いただいた皆さん熱心に聴講されている様子で大変熱気のあるものとなりました。また、地理空間情報関連の機器・システム等の展示会においても、多くの皆さまがご来場くださいました。 関西G空間フォーラムin滋賀 の概要
平成28年6月7日、大阪合同庁舎第4号館において、「測量の日」記念フェア2016として第20回近畿地方測量技術発表会、パネル展、測量機器・システム展を開催し、181名の皆様にご来場いただきました。
測量技術発表会では、「公共測量へのUAVの導入に向けた国土地理院の取組」(国土地理院測量指導課長:安藤暁史)、「土地家屋調査士業務の周辺からの話題」(土地家屋調査士:神崎泰幸氏)、「近接が困難な渓谷に架かる吊橋へのUAVによる点検手法の適用」(株式会社かんこう設計二課長:小柴友彦氏)、「オープンデータ・ビックデータを日常業務や非常時に生かすGISプラットホームの構築」(一般社団法人大阪府測量設計業協会顧問:一氏昭吉氏)、「現場管理と成果物作成におけるGISプラットホーム活用の試み」(株式会社淀川アクテス取締役:北原敬典氏)の5課題について発表が行われました。 パネル展、測量機器・システム展(12団体出展)では、地理空間情報の利活用に関するパネル展示や最新の測量機器等の説明を熱心に見聞きしている様子が見られました。 近畿地方測量部からは、床に展示した近畿地方の余色立体地図(縮尺10万分1)による空中散歩疑似体験コーナーや空中写真で見る大阪の変遷と題して年代別(戦後、昭和、平成)の空中写真の展示、地理院地図や各種主題図等国土地理院の保有する地理空間情報の紹介や、熊本地震災害や平成27年9月の関東・東北豪雨災害における取組やUAVで撮影した被害状況画像を会場内で放映するなど国土地理院の災害対応についての紹介を行いました。
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