最終更新日:2017年8月30日

「測量の日」記念フェア2017を開催

 近畿地方測量部は、6月6日(火)に大阪合同庁舎第4号館において、(一社)大阪府測量設計業協会及び大阪土地家屋調査士会と共催し「測量の日」記念フェア2017を開催しました。
  「測量の日」記念フェア2017は、「第21回近畿地方測量技術発表会」、「パネル展」「測量機器・システム展」の3つのセッションで構成されており、総勢307名の皆さまにご来場いただきました。
 第21回近畿地方測量技術発表会では、6名の方々から、地理空間情報等の測量技術等に関する発表(延べ7件)がありました。
 国土地理院からは、石関地理空間情報企画室長より「新たな『地理空間情報活用推進基本計画』について」と題して、3月に閣議決定された基本計画の概要を、安藤測量指導課長より、「『国土を測る』意義と役割を考える懇話会報告書について」と題して、昨年度取り纏められた報告書の概要について説明しました。
 また、安藤課長は、「新たな測量技術の導入に向けて」と題して、3月に公表されたUAV及び地上レーザを用いた公共測量マニュアル(案)についても説明しました。
 国土地理院以外からは、高精度なドローン測量に関する技術と教育の普及を目指すことを目的に、本年4月に発足したドローン測量教育研究機構大西代表理事(京都大学名誉教授)より「最近のドローン測量の課題とドローン測量教育研究機構設立の経緯」について、クモノスコーポレーション(株)代表取締役の中庭和秀氏より「先端技術を応用した画期的な計測システムの開発と実用化」について、(株)アスコ大東空間情報部課長の寺澤満氏より「UAVを用いたレーザ測量」について、土地家屋調査士の中山髙良氏から「筆界特定調査の実際」について発表いただきました。
 パネル展及び測量機器・システム展では、最新の測量機器や計測技術等に関する展示や紹介を行なっており、会場内では熱心に質問や意見交換などされている様子も見られました。
 近畿地方測量部からは、床に展示した近畿地方の余色立体地図(縮尺10万分1)による空中散歩疑似体験コーナーや空中写真で見る大阪の変遷と題して年代別の空中写真の展示、地理院地図や各種主題図等国土地理院の保有する地理空間情報を紹介しました。

会場には多くの発表を聴く人が来ています

地理空間情報等の測量技術等に関する発表

国土地理院からは空中さんぽマップなどを展示しました

パネル展の様子

 

出展者が最新の測量機器や計測技術を紹介しています

測量機器・システム展の様子