国土地理院概要

国土地理院の災害対応

日頃の備え

日頃の備えとして、地図や測量の技術を用い、地殻変動の監視、防災減災にも資する地理空間情報の整備・提供等を行っています。

活断層図の整備

活断層の詳細な位置等を地図情報にまとめ、地震防災等の基礎資料に利用されています。

地殻変動の監視

全国約1,300か所に設置した電子基準点で地殻変動を監視しています。

火山基本図の整備

火山の地形を精密に表す等高線や火山防災施設等を示した地図を整備しています。

土地条件図の整備

低地の地形分類をまとめた土地条件図は、地形種毎の災害リスクの理解に役立ちます。

REGMOSの設置

活動的な火山では、可搬型のGNSS連続観測点「REGMOS」で監視を強化しています。

地理空間情報の更新

防災・減災計画の策定に必要な情報である正確な地理空間情報を整備しています。

防災・地理教育コンテンツの整備

防災・地理教育支援のため、楽しく学べる多彩なコンテンツを整備しています。

自然災害伝承碑

自然災害の教訓を後世に伝えようと先人たちが残した石碑等の情報を整備しています。

災害発生

情報収集

被災状況の迅速な把握・推定のため、緊急撮影等により速やかな情報収集を実施しています。

緊急撮影

測量用航空機や無人航空機で現地を緊急撮影し、災害の状況を詳細に捉えます。

SNSで情報収集

災害時に投稿された写真などから、浸水の場所や深さの情報を収集します。

SAR衛星緊急観測

昼夜・天候を問わず観測できるSAR衛星による緊急観測を要請します。

航空機SAR画像
(平成30年 新燃岳噴火)

噴煙の影響を受けずに火口内の様子を観測して、火口の位置等の地形状況を把握します。

判読・分析

収集した様々な情報を判読・分析することで、被災状況等の把握を多面的に行います。

地盤災害の推計(SGDAS)
(平成30年北海道胆振東部地震)

地震発生時に、地形データ等と推計震度を活用し、地盤災害状況を迅速に推定します。

浸水推定図の作成
(平成30年7月豪雨)

浸水発生時に、SNS等の情報と標高データを組み合わせ、浸水範囲と浸水深を推定します。

被災箇所等の抽出
(平成30年北海道胆振東部地震)

空中写真を判読して土砂崩壊地等の被災箇所を抽出し、被災箇所・規模等を把握します。

SAR干渉解析
(平成28年桜島)

衛星SARデータを解析し、地震や火山活動に伴う地殻変動を面的に明らかにします。

電子基準点が捉えた地殻変動
(平成23年東北地方太平洋沖地震)

地震や火山活動に伴う地殻変動や地震後の余効変動を捉えます。

震源断層モデルの推定
(平成30年北海道胆振東部地震)

SAR及びGNSSの観測データから推定したモデルで、震源断層の特徴を把握します。

情報提供

収集、解析した情報を速やかに関係機関等へ提供することで、応旧作業に貢献します。

関係各機関への情報提供
(TEC-FORCE)

地方測量部が主となり、現地の災害対応にあたる関係機関に収集した情報を提供します。

被災前後の空中写真
(地理院地図2画面表示)(平成28年熊本地震)

収集した災害情報は関係機関への提供のほか、ホームページ上でも公開しています。

被災地の浸水状況ドローン動画
(令和元年東日本台風)

ドローン映像を撮影した場合は、YouTubeの国土地理院動画チャンネルで公開します。

復旧・復興に貢献

災害によって変化した状況を測量や地図で整備・提供することで、早期復興に貢献します。

基準点成果の改定
(平成30年北海道胆振東部地震)

復旧測量を行い被災後の正確な位置情報を提供することで早期復興に貢献します。

応急復旧対策基図の整備・提供
(平成28年 熊本地震)

被災後の詳細な地図を整備・提供することで、応急復旧対策等に利用されています。

航空レーザ測量による標高データ整備
(令和2年度測量成果 宮城地区)

建物等を含む詳細な標高データを整備することで、被災地の復旧・復興に寄与します。