国土地理院概要

測る

位置の基準を定める

「高精度測位社会*」を支える取組

*高精度測位社会:準天頂衛星運用体制の整備、屋内外の測位環境・技術の進展、スマートフォン等の携帯情報端末の普及・高度化等により、高精度な測位環境が整備された社会

GNSSで『標高』を利用できる社会へ

位置情報サービスで利用されるGNSSで標高を知るためには、平均海面を仮想的に陸域に延長した「標高の基準(0m)」が必要です。標高0mの基準面には凹凸があり、この凹凸は重力の大きさと密接に関係しています。

標高の基準面の凹凸をより詳細に把握するため、国土地理院では航空機を利用して全国の重力を満遍なく測定する取組を行っています。航空機による重力測定結果を反映した「標高の基準」を用いることで、GNSSでより正確な標高がわかるようになります。

電子基準点網が「みちびき」による高精度測位を支えます!

平成30年11月からサービスを開始した「みちびき」は「日本版GPS」とも呼称され、リアルタイムかつ高精度な測位が可能となる「センチメータ級測位補強サービス(CLAS)」が特長の一つとされています。

CLASには、電子基準点の観測データが使われており、様々な分野での利用が期待される「みちびき」のサービスを支える電子基準点は、これまで以上に重要なものとなっています。

より安心して測位ができる社会のために

位置情報サービスをさらに高精度に行うためには、より高密度なGNSS連続観測点網が必要になります。このため、電子基準点網に民間等が設置した観測点を「民間等電子基準点」として取り込むことで、より高精度な測位サービスの実現を目指します。

また、災害時でも電子基準点の観測データを安定して提供できるように、電子基準点網の耐災害性強化に取り組んでいます。

地図と動き続ける地面を整合させる

POS2JGDだからできる地図に重なる測位情報

地図は過去のある時点の位置を基に作られます。ところが、地面は地殻変動により常に動き続けています。そのため、「地図上の位置」とGNSSによって計測される「現在の位置」との間には、時間経過と共に累積し拡大するズレが生じます。

国土地理院では、誰もがこのズレを意識することなく位置情報を活用できるよう、地殻変動によるズレを補正する「定常時地殻変動補正システム(POS2JGD)」を整備しました。