地名等の英語表記ルールと外国人向け地図記号を決定

発表日時:2016年3月30日(水)15時45分

国土地理院では、パブリックコメントに寄せられた意見等を踏まえて、外国人にわかりやすい地図を作成するための標準として、地図に記載する地名等の英語表記ルール及び外国人向け地図記号15種類を決定し、本日公開します。
これらは、今後、国土地理院が外国語版の地図を作成する際の基本として適用するとともに、地方公共団体や民間地図会社などにも広く周知して、活用を促進します。

国土地理院では、訪日外国人旅行者の円滑な移動などの環境整備を図り、観光立国実現や2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の円滑な開催などに資するため、地図に記載する地名等の英語表記ルール及び外国人向けの地図記号を検討し、本年1月7日~2月7日まで実施したパブリックコメントに寄せられた意見等を踏まえて、この度、決定しました。

地名等の英語表記ルール

筑波山をMt. Tsukuba、利根川をTone Riverとするなどの日本語の地名から英語表記への変換方法を示したものです(概要は資料-1)。

外国人向け地図記号

ホテルやレストランなど、外国人がよく訪れる15施設を決定しました(一覧は資料-2)。パブリックコメントでは18種類の地図記号案を提案しましたが、そのうち、寺院、モスク、観光案内所の3種類の記号案については今回は決定しませんでした(理由等は資料-3)。
決定した地名等の英語表記ルールと外国人向け地図記号については、今後、国土地理院が英語版地図を作成する際に順次適用します。また、これを受けて、公共測量に適用される「作業規程の準則」の改正版にも反映するとともに、関係機関や地方公共団体、民間地図会社などに広く周知して、活用を促進する予定です。
 (※測量法の規定に基づき、国、地方公共団体等が実施する公共測量における標準的な作業方法等を定めたもの)

資料

資料-1 地名等の英語表記ルールの概要
資料-2 今回決定した外国人向け地図記号のリスト
資料-3 今回決定しない外国人向け地図記号について

決定した地名等の英語表記ルール及び地図記号の電子ファイルは、国土地理院ホームページ「GIS・国土の情報/地名に関する情報/外国人向け地図表記の取り組み」で公表しています。

なお、パブリックコメントの意見及び回答は電子政府の総合窓口のサイトで閲覧できます。
 

問い合わせ先

〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番
国土交通省 国土地理院 基本図情報部
国土基盤情報調整官 中村 孝之 TEL:029-864-6888(直通)FAX:029-864-1803
地名情報課長      齋藤 勘一 TEL:029-864-5908(直通)FAX:029-864-6296
地名情報課長補佐   水田 良幸 TEL:029-864-6905(直通) 〃

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