足摺地区
概要
- 足摺地区付近は、南海地震の震源域となっています。繰り返し発生する南海地震のメカニズム解明や次の地震への準備状況を把握するために、重点的に調査観測を行っています。また、豊後水道は、スロースリップイベント※の発生域となっています。
- 高精度な水準測量を繰り返し実施することで、地盤の上下変動を監視しています。
※:通常の地震によるプレートのすべり(スリップ)よりもはるかに遅い速度で発生するすべり現象のこと。「スローイベント」「ゆっくりすべり」「ゆっくり地震」などとも呼ばれる。
水準路線

結果
- フィリピン海プレートの沈み込みに伴い、足摺岬が継続的に沈降しています。
- 豊後水道の長期的スローリップイベント発生が含まれる場合は、宿毛市を中心とした隆起が見られます(3段目の図)

参考
地震予知連絡会会報 第107巻 (外部ページ、別ウィンドウで開きます。) (より詳細なデータが掲載されています。)