測量に関するミニ知識

土地の高さ(標高)の基準:平均海面とジオイド(平成27年3月31日作成)

土地の高さをあらわす「高さ」とは一体どのような値なのでしょうか?
このページでは、「高さ」ということについて取り上げます。

土地の高さの基準

平均海面と土地の高さ

日本の土地の高さは東京湾の「平均海面」を基準(標高0m)として決められています。
「平均海面」とは、潮の満ち引き(潮汐)、波、海流などがない静穏な状態を仮定した海面のことで、験潮場と呼ばれる施設で潮位を長期にわたり測ることから求められています。
この平均海面を陸地の内部に延長した面を「ジオイド」といい、「ジオイド」から地表面までの長さが土地の高さです。
このジオイドについてもう少し説明しましょう。


ジオイド

ジオイドの概形

ジオイド(標高0m)=平均海面であるため、陸地においてジオイドをイメージするのは難しいかもしれません。例えば、仮に海岸から陸地に向かって海水を引き入れられるほど深く、かつ細い運河を掘ったとしましょう。そして、この運河に海水を引き入れたときにできる水面を想像してください。この水面は、海水面とも言え、ここで験潮を行えば平均海面を求めることができます。この平均海面こそが陸地でのジオイドといえるものなのです。

また、静穏な状態の海面(平均海面)は、重力の影響を受け重力に対して安定した位置、つまり重力の向きと直交した面に落ち着きます。詳しい説明は省きますが、陸地で重力の分布を細かく調べることによりジオイドの位置を知ることができます。