測量に関するミニ知識

第22回 ランベルト正角円錐図法

 国土地理院で刊行している地図は、様々な地図投影法が用いられています。
 今回は、ランベルト正角円錐図法を紹介します。この地図投影法は、下図に示すように、地軸と円錐の回転軸が一致するよう地球に円錐を重ね、地球表面を円錐の側面に投影し、その円錐を切り開いて平面に展開するものです。地球表面と円錐が接する線を標準緯線と呼び、地図上で長さが正しく表されます。標準緯線が1本の場合と2本の場合があり、2本の場合を2標準緯線(※)といいます。2標準緯線のほうが、広範囲で長さや面積のひずみを少なくすることができます。また、球面上の角度が地図平面上に正しく表される幾何的な性質があります(極は除く)。

正角円錐図法のイメージ(2標準緯線)
              図 正角円錐図法のイメージ(2標準緯線)

※ 2標準緯線の円錐図法を「割円錐図法」ともいう。

  この図法は、航空図などで広く用いられています。国土地理院では、「50万分1地方図」、「100万分1日本」、「100万分1 INTERNATIONAL MAP)」で用いられています。 

 「50万分1地方図」、「100万分1日本」、「100万分1 INTERNATIONAL MAP」のイメージを以下に示します。

 50万分1地方図中部近畿のイメージ
                「50万分1地方図 中部近畿」のイメージ

           標準緯線は 北緯34°05′04″ 及び 北緯37°54′30″


「100万分1 INTERNATIONAL MAP(NIPPON-Ⅱ)」
        「100万分1 INTERNATIONAL MAP(NIPPON-Ⅱ)」 のイメージ
 
             標準緯線は 北緯34°05′及び 北緯37°55′