測量に関するミニ知識

第20回 セミ・ダイナミック補正

 我が国は複数のプレート境界に位置し、それぞれのプレートが異なる方向へ動くことから、複雑な地殻変動が起こっています。測量に利用される基準点もこの地殻変動の影響により、実際の地球上の位置と測量成果の示す座標値が時間とともにずれていきます。 位置情報(緯度、経度、標高)の均一な精度を長期的に維持するため、この一様でない地殻変動による 歪みの影響を補正するのがセミ・ダイナミック補正です。
 セミ・ダイナミック補正では、 測地成果2011の基準日を測量成果の「元期(げんき)」 と呼んでいます。一方、元期に対して、それ以降、観測を行った時点を「今期(こんき)」と呼び(今期は「年度単位」としています。)、国土地理院が公開している今期の補正パラメータを用いて補正を行います。
 この補正を行うことで、いつでも安定して高精度な位置情報の利活用が可能となります。

時間の経過に伴う地殻変動のイメージ
図  時間経過に伴う地殻変動のイメージ

▼セミ・ダイナミック補正の詳細についてはこちら
 https://www.gsi.go.jp/sokuchikijun/sokuchikijun40046.html

 セミ・ダイナミック補正の補正方法や、セミ・ダイナミック補正支援 ソフトウェア(SemiDynaEXE)の概要、地殻変動量の計算方法等、詳細については、国土地理院技術資料「公共測量におけるセミ・ダイナミック補正マニュアル」をご参照ください。
 http://psgsv2.gsi.go.jp/koukyou/download/semidynamanual.pdf

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