DSMデータの作成について

DSMデータの作成について(補足)

DSMデータの作成方法

 

一般的には、メッシュ内の最大標高値からDCMを作成します。
DCMの作成方法2種類について、特別研究での作業から得られた知見を下記に挙げました。
なお、DCMの解像度(メッシュサイズ)は、点群密度から適当に設定しますが、DEMと同等
以上のメッシュサイズであれば作成可能です。

【ファーストパルスのTINから作成したDCMを使う方法】
・パルス番号が正確に入っている・点群密度が充分高いという条件下ではDCMと毎木調査結果が
 高相関。(特に常緑針葉樹林)
・パルス番号が無い又は不十分なデータでは採用できない。
・広葉樹林ではDCMと毎木調査による樹高の単木毎の比較結果が無相関になる所も。(枝が重な
 りあっている)
【メッシュ内の最大標高値のDSMを使う方法】
・計算が早い。
・一般的な手法である。
・広葉樹林ではこちらの方が良い。(落葉期の枝が重なり合っているような地区でも正の相関が
 出る・方形区平均が毎木調査(実測値)平均とよく合う)
・点群密度が足りないとDCMに穴が空く。