測量の結果(点の記)
測量の結果(点の記)

点の記

点の記(部分)

旧点の記
「点の記」とはどんなものでしょうか。
三角点の戸籍又は、案内図といったものです。見知らぬ場所の三角点で測量をする際に、測量者は必ず入手して利用します。
内容は、点名、所在地、土地の所有者、測量年月日、三角点までの道順、交通、案内図などで構成されています。
旧「点の記」には、付図はついていませんが、道順や水や食料の確保、人夫の雇用状況など測量に役立つ、たくさんの情報が書かれています。
ここに書かれたことが現在の測量に役立つことはほとんどありませんが、測量だけでなく当時の様子を知る貴重な資料となっています。新田次郎の「剱岳 点の記」は、これをタイトルにしたものであることは有名です。