地形図を散歩する：ダム

「小河内ダム」の文字の右に表示されたダムの記号は、地図記号の「コンクリート被覆」を用いて表現しています。そして、台形の形から、このダムは重力式であることが分かります。もし、曲線で幅の狭い形ならアーチ式ということになります。

また、ダムの頂上は二本の線で表されていて、道路と接続していますから、歩行者が行き来できることを示しています。この道を南（下）に進んだ高まりに、ダムを建設したときのものでしょうか「記念碑」があります。この部分を含めて、ここには３段になった等高線の間隔の広がった部分が見えますから、公園や展望台になっているのかもしれません。その先には、ハイキング道でしょうか、山の頂に続いています。新緑や紅葉の時に、ここから展望する景色は素晴らしいことでしょう。