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地理院ホーム  > 地図・空中写真 > 電子国土基本図  > 電子国土基本図(オルソ画像)  > 土砂災害現場でのUAV撮影を実施 最終更新日:2015年7月13日

土砂災害現場でのUAV撮影を実施

 国土地理院では、無人航空機UAVを災害現場での現況把握に用いるための調査・検討を進めています。その一環として、7月3日(金)に、山形県最上郡戸沢村の砂沢地すべりの発生現場において、緊急にUAVによる撮影を実施する場合を想定し、現況把握に適した撮影方法や現場での運用についての実証と課題抽出を実施しました。

砂沢地すべりについて

 砂沢地すべりは、山形県最上郡戸沢村の砂子沢(いさござわ)川で平成27年4月15日に確認された地すべりで、天然ダムによって河道閉塞しており、山形県による応急工事が実施済みとなっています。

位置図


UAVの飛行状況

UAV飛行状況
 現場に到着後、地形の現況や風の流れを迅速に把握し、飛行コースを決めて撮影に着手しました。地上ではGPSの捕捉状況が悪く、ある程度高度を上げないとGPSの衛星が捕捉できない環境下での飛行となりました。
 また、山間部の詳細な地図が無い現場では自動操縦の設定が困難なケースが想定されることから、マニュアル操縦による撮影を実施しました。現場到着から地形等の状況を把握し、撮影を終了するまでの時間は約1時間15分でした。

撮影映像と解析結果

 UAVで撮影した映像から2秒ごとに切り出した静止画から、3Dモデルと簡易オルソ画像を作成しました。現場の地形や状況から設定した飛行コースと撮影方法で3Dモデルが作成できることが確認できました。

  ・UAVにより撮影した映像(再生時間3分22秒)


  ・UAVの映像から作成した3Dモデル(再生時間35秒)


  ・簡易オルソ画像  (クリックすると拡大します)
      簡易オルソ画像

今後の取り組み

今回のUAVによる撮影は、土砂災害発生後数日の間に、現況の把握に役立つオルソ画像等の情報を迅速に取得する手段としてUAVを導入することを目指した取り組みの一環です。今後、現地で基準点を取得し、UAVの撮影結果から詳細な地図を作成する技術開発及び実証を実施する計画です。
 国土地理院では、今後もこのような事例を積み重ね、低高度から詳細な映像の撮影が可能なUAVについて、人の近づけない危険箇所における防災や測量への活用可能性を追求するための取り組みを継続していきます。
 なお、今回の撮影は、山形県砂防・災害対策課の協力を得て実施しました。

問い合わせ先

〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番
  国土交通省国土地理院
    基本図情報部 地図情報技術開発室長   大野 裕幸 TEL:029-864-5911(直通)

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