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地理院ホーム  > 2013年 報道発表資料  > 測量の効率化・低コスト化を実現 最終更新日:2013年4月25日

測量の効率化・低コスト化を実現

衛星測位と電子基準点の新活用法

発表日時:2013年04月25日(木) 14時00分

国土地理院は、衛星測位を活用した測量業務のさらなる効率化を図るため、4月26日に公共測量に使用する2つのマニュアル(案)の公表及びジオイド・モデルの改定を行います。
これにより、短時間で必要な場所に水準点及び基準点の設置ができるようになり、測量の効率化・低コスト化が期待できます。

国土地理院では、基準点の利用者ニーズを受けて、「1.近傍に標高の基準となる水準点がない場合に、従来の水準測量を行うことなく水準点を設置できるようにすること」「2.電子基準点から直接設置できる基準点の範囲を拡大すること」をテーマとして測量業務の効率化の検討(スマート・サーベイ・プロジェクト(略称:SSP))を行ってきました。
このたび、公共測量に使用する2つの作業マニュアル(案)を策定いたしました。また、衛星測位による標高の決定に必要なジオイド・モデルの改定を行い、次のとおり公表することとなりましたのでお知らせします。

1.公共測量におけるマニュアル(案)の策定

測量業務の効率化のために衛星測位、ジオイド・モデルと電子基準点を活用した2つの公共測量作業マニュアル(案)を4月26日に国土地理院ウェブサイトで公表します。

http://psgsv2.gsi.go.jp/koukyou/public/ssp/index.html

  GNSS測量による標高の測量マニュアル(案)
  衛星測位と改定したジオイド・モデルを組み合わせて水準点を設置する測量の方法を示したマニュアル

  電子基準点のみを基地点とした基準点測量マニュアル(案)
  電子基準点のみを利用して基準点を設置する測量の方法を示したマニュアル

上記のマニュアル(案)については、1年間の試行を経て、平成26年度から本格的に運用する予定です。
 

2.ジオイド・モデルの改定

GNSS測量による標高の測量では、より高精度なジオイド・モデルを必要とするため、中国・四国・九州地方(一部離島を除く。)のジオイド・モデルを改定し、4月26日から国土地理院ウェブサイトで提供を開始します。

改定したジオイド・モデルは、改定地域以外の従来のモデルとあわせ、「日本のジオイド2011+2000」として提供します。今後実施される各種公共測量等でジオイド高が必要な場合は、新しいジオイド・モデルに基づいて実施されますようお願いいたします。今回の改定地域以外のジオイド・モデルは、平成25年度末に改定する予定です。

添付資料

別紙1     GNSS 測量による標高の測量(GNSS 水準測量) (PDF)
別紙2-1   実測ジオイド高とジオイド・モデルの差 (PDF)
別紙2-2   新旧ジオイド・モデルの差 (PDF)

問い合わせ先

国土交通省国土地理院 〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番
(全般について)
  測地部 計画課長      林保       TEL 029-864-4730(直通)
(ジオイド・モデルについて)
  測地部 物理測地課長   宮原伐折羅  TEL 029-864-4767(直通)
(マニュアル案について)
  測地部 専門調査官     後藤清     TEL 029-864-1198(直通)
                              FAX 029-864-1802
<用語解説>

○ジオイド

 標高0mの基準としている東京湾平均海水面を陸地に延長したと仮定した場合の仮想的な海水面のことをいう。
○ジオイド高
 地球楕円体の表面から法線に沿ったジオイド面までの幾何的な高さをいう。
○ジオイド・モデル
 ジオイド高を日本全国で求められるように、重力やジオイド高の実測値等から計算されたデータの集合のことをいう。
○地球楕円体
 地球の形として最も良くあう回転楕円体をいう。
○GNSS
 地球を周回する人工衛星からの信号を用いて位置を決定する衛星測位システムの総称である。
 米国の運用するGPSが代表的であるが、GPS以外にも我が国の準天頂衛星、ロシアのGLONASS(グロナス)、欧州連合のGalileo(ガリレオ)、中国の北斗などがあり、測量やナビゲーションに広く使用されている。

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