最終更新日:2019年2月20日

利尻島の測量(標高)の原点数値を改定しました

 測量法(昭和24年法律第188号)第11条第1項第3号ただし書により利尻島の測量(標高)の原点として採用されている二等水準点「10659」の標高値を2月20日に改定しました。改定に伴い、利尻島全体の標高値が33cm大きくなりました。改定した標高値は地理院地図にも反映しています。

 ただし、利尻島の最高峰「利尻山(利尻富士)」の標高は、空中写真を用いて求められた標高でメートル位のため変更はありません。


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  •    ◆二等水準点「10659」設置所在地
  •     北海道利尻郡利尻町大字沓形字緑町14-1(利尻町役場敷地内)
  •     (改定した標高値は、こちらからご覧いただけます。)

 また、この改定に併せて、利尻島周辺のジオイド・モデルを更新し、「日本のジオイド2011(Ver.2.1)」を公開しました。なお、今回モデルを更新した地域は利尻島とその周辺のみであり、それ以外の地域における変更はありません。


 今回の測量(標高)の原点数値改定は、沓形港検潮所(北海道開発局)から地上に設置された基準標識(球分体)までの高さ数値の更新と最新潮位データの採用による検潮所平均潮位の改正によるもので、利尻島が隆起したものではありません。
 今回の標高値改定により、精度の高い高潮情報や津波情報の提供が可能となります。

問い合わせ先

〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番
国土地理院 測地部
測地基準課長 岩田 昭雄 029-864-4796(直通)
   課長補佐 石川 典彦 029-864-4816(直通)