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セミ・ダイナミック補正

4.補足

2つの補正方法

 補正方法には2つの方法があります(下表参照)。 1つは、既知となる基準点の位置情報に補正量を加え、測量計算(網平均計算)を行った後、 求められた新しい基準点の位置情報から補正量を差し引いて、 元期の位置情報に戻す方法です(下図参照)。これが、標準的な方法となります。

 もう1つは、今現在の測量で観測された結果(基線ベクトル)に補正を施し、 あたかも元期に測量した観測値として測量計算を行う方法です。

 これら2つの方法は、いずれも元期に基づいた計算となるので、 今までに求められた測量成果をそのまま使用することができます。(基盤地図情報もそのまま使えます)
 

2つの補正方法
測量成果に補正する方法 測量結果(基線ベクトル)に補正する方法
既知点の測量成果(元期座標値)を補正し、
今期座標値を求める。

既知点の今期座標値を固定して
網平均計算

今期の新点位置情報を補正し元期に戻す

元期の新点位置情報が求まる
既知点の位置情報を元期に固定して
基線解析

求められた各基線ベクトルを補正する

既知点の測量成果(元期座標値)を固定し、
補正された各基線ベクトルを用いて
網平均計算

元期の新点位置情報が求まる

 測量計算へのセミ・ダイナミック補正の適用には、これら2つの方法がありますが、 国土地理院では以下の理由により1つ目の方法(測量成果に補正する方法)を標準的な方法としています。

  1. 公共測量を含めた基準点測量にセミ・ダイナミック補正を無理なく導入することを考慮し、 複雑な方法を避け、より単純な方法を採用する。
  2. 世界測地系移行のための座標変換や地震時地殻変動に伴う座標値の補正等で、すでに実績のある 座標補正パラメータ方式のため、補正の考え方がすでに一般に浸透している。
  3. 点検及び検査する項目が少ないため、補正導入に伴うコストアップが避けられる。
  4. 座標値に補正する場合、観測点の座標値を今期もしくは元期に補正する「セミ・ダイナミック 補正支援ソフトウェア(SemiDynaEXE)」を提供することで、既存の三次元網平均ソフトウェア等が そのまま利用できる。
 季節の電子基準点を使用して新点を設置する場合
図 セミ・ダイナミック補正方法の作業手順の図(測量成果に補正する場合) 

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