より正確な高さを求めて ~近代測量150年 企画展「高さってなんだろう?」開催~

より正確な高さを求めて ~近代測量150年 企画展「高さってなんだろう?」開催~

発表日時:2019年02月28日(木) 14時00分

  「近代測量150 年」を迎える平成31 年を節目として、国土地理院「地図と測量の科学館」(茨城県つくば市)では、国土地理院の役割「国土を測る・国土を描く・国土を守る」について、150 年の歩みを企画展で伝えて参ります。今回は、第一弾として、「国土を測る」をテーマに企画展「高さってなんだろう?」を、3 月12 日(火)から6 月30 日(日)まで開催します。 
 

 平成31年(2019)は、明治2年(1869)の近代測量の発足から満150年に当たります。
 明治以降、近代国家への第一歩を踏み出した我が国は、明治期において多岐にわたる近代化への取り組みを行い、国の基本的な形を築き上げていきました。
 国土地理院では、明治以来150年に渡って精密な測量を繰り返し、土地の高さを求めてきました。今回の企画展では、生活に密接に関わる「高さ」について、奥深い高さの世界をご理解いただくように分かりやすく説明いたします。
 日本の「高さ(標高)」の基準は東京湾平均海面であることはご存じでしたか?
 明治6 年から12 年に東京湾(霊岸島)で潮の満ち引きを日々記録して、その平均を日本の高さの基準としました。これを「東京湾平均海面」といい、この基準からの高さを「標高」といいます。地形図に載っている高さや測量で使う高さは、この「標高」です。
 企画展「高さってなんだろう?」を通じて「高さ」や「測量」を身近に感じて頂ければと思います。

1.開催期間

平成31年3月12日(火)から6月30日(日)まで
(開館時間 9時30分から16時30分まで)
休館日:毎週月曜日(ただし、月曜日が休日のときは翌日が休館日)

2.開催場所

〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番
国土地理院「地図と測量の科学館」2階 特別展示室
http://www.gsi.go.jp/MUSEUM/

3.主な展示内容

・地面の変動
・富士山の高さ
・重力ってなに?
・最新の測量技術

霊岸島潮位観測の位置 明治17年(1883)5千分の1東京測量原図(左)と現在の霊岸島の潮位観測モニュメント(右)


4.その他  入場無料

※取材を希望される方は、広報広聴室(029-864-6255)へ事前にご連絡をお願いします。

チラシ 企画展「高さってなんだろう?」 (PDF形式:3.3MB)

問い合わせ先

〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番 国土交通省国土地理院

総務部建設専門官    中村 正美(直通 029-864-6047)

     広報広聴室長  折笠 幸平(直通 029-864-4038)

                       (FAX 029-864-6441)

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