測量と地理空間情報関連メールニュース第33号

□□■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 
■■ 測量と地理空間情報関連メールニュース vol.33(平成27年度第1号)
□□    
□□ 2015年 5月8日 発行    国 土 地 理 院
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
地理空間情報ライブラリー :http://geolib.gsi.go.jp/
公共測量に関する情報   :http://www.gsi.go.jp/KOUKYOU/
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

◆ 目 次

【話題】
1.日本水準原点を公開します。
2.「くらしと測量・地図」展を開催します。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【1】トピックス
1.全ての地方測量部等で全国の測量成果等の閲覧・謄抄本交付開始
2.地理院地図に写真と基準点の情報を追加
3.明治期の低湿地データに中部地区を追加
4.西之島の空中写真を撮影
5.防災アプリの公募を27年度も実施
-誰もが活用できる防災地理空間情報の普及促進に向けて-
6.今年も『電子国土賞2015』を表彰
7.G空間EXPO2015で開催する「Geoアクティビティフェスタ」のプレゼンターを募集!

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【2】地域の連携及び公共測量に関する取り組み(セミナー、講演会などイベント情報)
1.公共測量ひとくちメモ -公共測量の開始と終了-

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【3】関連情報(国の機関などの最近のうごき)
1.「アクションプラン2015」について
2.日本・ベトナム間で測量分野の技術協力の覚書を締結
3.世界主要都市のハザードマップの整備状況を把握できるポータルサイトを構築へ

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【4】お知らせ
1.国土交通大学校測量部における、国及び地方公共団体等職員向け研修のお知らせ(測量・GIS関係)

=================================
●【話題】

1.日本水準原点を公開します。

 日本水準原点は日本の標高の基準として明治24年5月に設置されました。
 日本水準原点が収められている建物(標庫)は、明治期の数少ない近代洋風建築として東京都指定有形文化財(建造物)にも指定されています。
 今回、この建物の内部を公開します。また、水準原点を水準儀(レベル)で実際に覗くことができます。
 概要は、以下のとおりです。

 【開催日】5月20日(水)
 【時 間】10:00~16:00 (雨天の場合は5月27日に延期)
 【場 所】東京都千代田区永田町1丁目1番地
      憲政記念館構内(国会前庭北地区)

2.「くらしと測量・地図」展を開催します。

 「測量の日」東京地区実行委員会(事務局:国土地理院関東地方測量部)と東京都は、「測量の日」記念行事として、今回が23回目となる「くらしと測量・地図」展を開催します。
 今回の展示では、「測量と地図を楽しく学ぼう」をテーマに私たちの身のまわりにあるさまざまな地図を紹介します。
 概要は、以下のとおりです。

 【開催日】6月3日(水)~5日(金)(入場無料)
【時 間】10:00~19:00(5日は17:00まで) 
 【場 所】新宿駅西口広場イベントコーナー
     (新宿区西新宿一丁目西口地下街1号)
 【問合せ】03-5213-2051
      「測量の日」東京地区実行委員会事務局
       国土地理院関東地方測量部
 
 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
●【1】トピックス

1.全ての地方測量部等で全国の測量成果等の閲覧・謄抄本交付開始

 これまで各地方測量部等(関東地方測量部を除く)における測量成果及び測量記録並びに公共測量の測量成果の写し及び測量記録の写しの閲覧・謄抄本交付業務については、管内の測量成果等のみを対象としてきましたが、4月13日から全ての地方測量部等において、全国の測量成果等の閲覧・謄抄本交付を行っております。

▼詳しくはこちら
 http://www.gsi.go.jp/MAP/HISTORY/touhon150413.html

………………………………………………………………………………………

2.地理院地図に写真と基準点の情報を追加

 3月25日より、国土地理院が配信しているWeb地図「地理院地図」で、1945~1950年及び1961~1964年に撮影された「空中写真」 が面的な表示(シームレス)に閲覧できるようになりました。また、空中写真の単写真や「基準点」(三角点、水準点)の配置も地図全体でご覧になれます。

▼詳しくはこちら
 http://www.gsi.go.jp/johofukyu/johofukyu40044.html

………………………………………………………………………………………

3.明治期の低湿地データに中部地区を追加

 3月に「明治期の低湿地データ」の中部地区を追加しました。
 「明治期の低湿地データ」は、明治期に作成された地図から、当時の低湿地の分布を抽出したものです。
 ここで言う「低湿地」は、河川や湿地、水田・葦の群生地など「土地の液状化」との関連が深いと考えられる区域です。
 中部地区は明治期の水部データのみを先行して整備しています。その他の低湿地データは今年度以降に整備する予定です。

▼詳しくはこちら
 http://www.gsi.go.jp/bousaichiri/lc_meiji.html

………………………………………………………………………………………

4.西之島の空中写真を撮影

 3月1日に無人航空機(UAV)を東京都小笠原村父島から飛行させ、西之島周辺の空中写真を撮影し、面積、最高標高、体積を計測しましたので、それらの結果を公開しています。
 国土地理院における西之島周辺の撮影は、昨年12月に測量用航空機「くにかぜ3)」による撮影を行って以来となります。

▼詳しくはこちら
 http://www.gsi.go.jp/kanri/kanri60004.html

………………………………………………………………………………………

5.防災アプリの公募を27年度も実施
-誰もが活用できる防災地理空間情報の普及促進に向けて-

 国土交通省国土地理院と水管理・国土保全局では、内閣府等と協力して、スマートフォン等で動作する防災アプリケーション(以下「防災アプリ」という。)を、今年度も公募します。
 応募のあった防災アプリの中から優れた機能を持つ防災アプリを選定し、神奈川県鎌倉市において実証実験を行うとともに、様々な機会を捉えて紹介等を行い、防災アプリの普及促進を図ります。
 これらの取組を通じて、どのような防災地理空間情報の整備、提供が必要とされているか等のニーズを把握し、防災地図共用データベースに反映します。これらの情報は、地方公共団体でのハザードマップ作成などに効果的な利活用が期待されます。

本年度募集する防災アプリのテーマ
● 避難誘導支援用防災アプリ
● リスクコミュニケーション用防災アプリ

▼詳しくはこちら
 http://www.gsi.go.jp/kikaku/kikaku20150410.html

………………………………………………………………………………………

6.今年も『電子国土賞2015』を表彰

 国土地理院は、電子国土基本図等のデータを活用し、地理空間情報の高度活用社会の形成に貢献するGISソフトウェア及びGISコンテンツの中から、優れたものを『電子国土賞2015』として表彰します。
 電子国土賞は2012年度に創設され、本年で4度目の表彰となります。

▼詳しくはこちら
 http://psgsv2.gsi.go.jp/koukyou/G-award/index.html

………………………………………………………………………………………

7.G空間EXPO2015で開催する「Geoアクティビティフェスタ」のプレゼンターを募集!

 11月の「G空間EXPO2015」において、今年も「Geoアクティビティフェスタ」を開催します。
 「Geoアクティビティフェスタ」とは、地理空間情報(G空間情報)を活用したアプリ、サービス、機器端末等の活用事例をプレゼンター(出展者)が紹介し、優れた事例を表彰するイベントです。
 現在その「プレゼンター」を募集しています。中小事業者や、ベンチャー企業、教育機関、個人、NPOを問わず、どなたでもご応募いただけます!
 応募締切は、【6月30日(火) 17時(必着)】です。
 皆様からのご応募をお待ちしております!!

▼詳しくはこちら
 https://www.g-expo.jp/

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
●【2】地域の連携及び公共測量に関する取り組み(セミナー、講演会などイベント情報)

1.公共測量ひとくちメモ -公共測量の開始と終了-

公共測量の実施に関しましては、測量法に定められた手続きが必要です。

<公共測量の開始前に>
◎公共測量実施計画書を国土地理院に提出(測量法第36条)
・測量の手法等に関する技術的な助言が得られることから、測量の正確さや品質の確保が図られます。
<公共測量が終了したら>
◎測量成果の写しを国土地理院に提出(測量法第40条)
・その測量成果が作業規程等に定められた精度及び内容を満たしているか否かを審査します(納品検査ではありません)。
・測量成果が十分精度を有すると確認されると、その測量成果の所在情報が公表され、広く利用できることとなります。

 なお、下記のサイトでは公共測量の手続きに必要な申請書等を簡単に作成することができます。

▼公共測量申請書作成サイトはこちら
 http://psgsv2.gsi.go.jp/shinsei/mainApplication.aspx

 公共測量については管轄の各地方測量部または企画部測量指導課までお気軽にご相談ください。

▼お問合せ先はこちら
 国土地理院関東地方測量部測量課

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
●【3】関連情報(国の機関などの最近のうごき)

1.「アクションプラン2015」について

 昨年4月に策定した「基本測量に関する長期計画」にもとづき、「短期の実施計画」として、概ね2016年度末に目指す姿や3年間の 事業・施策を「アクションプラン2014」として取りまとめ、昨年5月に公表しておりましたが、このたび、「アクションプラン2014」策定以後の新たな施策を含め、今年度の施策内容を反映した「アクションプラン2015」を取りまとめました。

▼詳しくはこちら
 http://www.gsi.go.jp/kikakuchousei/actionplan2015.html

………………………………………………………………………………………

2.日本・ベトナム間で測量分野の技術協力の覚書を締結

 国土地理院は3月11日、ベトナム国測量・地図作成局との間で、測量・地図分野における能力強化等を目的とした技術協力の覚書を取り交わしました。
 同分野において、日本がASEAN地域の個別の国と覚書を取り交わすのは初めてのことです。

▼詳しくはこちら
 http://www.gsi.go.jp/kokusaikoryu/kokusaikoryu60002.html

………………………………………………………………………………………

3.世界主要都市のハザードマップの整備状況を把握できるポータルサイトを構築へ

 国土地理院及び地球地図国際運営委員会(ISCGM)は、第3回国連防災世界会議において、世界主要都市のハザードマップの整備状況を把握するためのハザードマップポータルサイトを構築し、ハザードマップ整備の促進に貢献することを発表し、賛同を得ました。
 
▼詳しくはこちら
 http://www.gsi.go.jp/BOUSAI/WCDRR.html

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
●【4】お知らせ

1.国土交通大学校測量部における、国及び地方公共団体等職員向け研修のお知らせ(測量・GIS関係)

(1)研修名:GIS中級
 GISを用いた空間分析技術など、応用レベルの技術が学べます。
1)研修のねらい
 原資料からの空間情報取得方法、地図としての可視化技術に加え、データ結合、検索、解析、推計、表示等の専門的・多面的な空間分析技術を修得することにより、各職場におけるGIS活用の中心となる人材を養成します。
2)対象職員
 既にGISの基礎的操作を習得された国、地方公共団体等の職員で、実務への適用に役立つ、応用レベルの専門知識の習得を目指す方を対象とします。
3)研修期間:7月6日(月)~10日(金) 5日間
4)テキスト代:約10,000円

(2)研修名:環境・まちづくりGIS
 人と環境に優しいまちづくりに活用するGISについて初歩から学べます。
1)研修のねらい
 人と環境に優しいまちづくりに資するために、地域環境(自然環境、社会環境、その他)を適正かつ容易に取得し、分かりやすく可視化するためのGISに関する知識と技術を修得します。
2)対象職員
 都市計画、地域活性化、環境等に係る業務担当部署において、GIS・地理空間情報の利用(検討を含む)が想定される方を対象とします。役職、経験年数、職種は問いません。
3)研修期間:7月13日(月)~17日(金) 5日間
4)テキスト代:約9,000円

◆今年度の研修予定
上記以外にも測量、GISに関する各種研修を実施します。国土交通大学校のホームページ「測量・GIS分野(測量部)」
http://www.col.mlit.go.jp

◆研修にかかる費用
 テキスト代の他、食費及び寮費が1日当たり2,760円必要です。

=================================
◎編集者より:

 日頃より、国土地理院の業務にご理解、ご協力をいただきましてありがとうございます。
 今年度の第1号となりますメールニュースvol.33をお届けします。

 今年のゴールデンウィークは、皆さまいかがお過ごしでしたでしょうか?
 3月に北陸新幹線が全線開通したので、北陸方面へ旅行された方も多かったのではないでしょうか。都心から2時間半ほどで行ける【北陸のグルメ&観光スポット】機会があれば私も是非行ってみたいところです。
今後もメールニュースをよろしくお願いします。

□□■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 
■■ 測量と地理空間情報関連メールニュース vol.33-1
□□    
□□ 2015年 5月14日 発行    国 土 地 理 院
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
地理空間情報ライブラリー :https://geolib.gsi.go.jp/
公共測量に関する情報   :https://www.gsi.go.jp/KOUKYOU/
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

●国土地理院報告会のお知らせ

 「第44回国土地理院報告会」を下記のとおり開催します。
 国土地理院からの取組報告のほか、以下の特別講演を予定しています。

 ★特別講演 「人口減少時代の処方箋」
  増田寛也氏(東京大学公共政策大学院客員教授、日本創成会議座長)
         ※新書大賞2015 「地方消滅」(中公新書) 編著者

 皆様のご来場をお待ちしております。【事前登録制、参加費無料、定員600名】
 参加登録情報はこちら。https://www.gsi.go.jp/REPORT/HAPPYOU/main44.html

 【開催日】6月4日(木)
 【時 間】10:00~15:50 (開場9:15)
 【場 所】東京都千代田区大手町1-3-7 日経ビル3階
      (地下鉄「大手町駅」下車C2b出口直結)
      「日経ホール」