平成30年度地理空間情報の活用推進に関する北陸地方産学官連絡会議「福井県分科会」を開催

平成30年度地理空間情報の活用推進に関する北陸地方産学官連絡会議「福井県分科会」を開催

平成30年度「地理空間情報の活用推進に関する北陸地方産学官連絡会議『福井県分科会』」を2月5日(火)に福井市の福井市地域交流プラザにおいて、構成員及び講演者、オブザーバーを含め21名が出席し、開催しました。

 

写真:会議の様子

会議の様子

 

会議概要

会議は、座長である金沢工業大学の鹿田教授が進行し、地理空間情報活用推進に関する取組や活用事例等についての講演とともに地理空間情報の活用推進に係わる意見交換を行いました。
 

1.講演

(1)県・市町村における「地理院地図」の活用方法について

講演者:国土地理院 地理空間情報部 情報普及課 小島 脩平 茂木 宏仁
概要:新たに追加された機能の紹介を中心に地理院地図の概要について、また、地理院タイルのデータ形式と利活用方法、地理院地図パートナーネットワークの紹介、ベクトルタイル提供実験などについて報告されました。

(2)坂井市WebMapの構築とGISで小学生を笑顔にプロジェクト
講演者:福井県 坂井市 学校教育課 北岡 武
概要:市町村合併に伴う新たなニーズを背景とした坂井市WebMap構築の経緯や、WebMapの運営や改良を職員自らが行い、コストをかけずに行政事務の省力化を図った事例が紹介されました。
また、地理院地図を基としたGISを活用した小学校での授業について、平成25年からの取り組み状況や地域課題の解決を目標としていることが報告されました。

(3)静岡県が目指す近未来の3次元データ活用 ~VIRTUAL SHIZUOKAの実現~
講演者:静岡県 交通基盤部 建設支援局 建設技術企画課 杉本 直也
概要:i-Constructionをきっかけとした3次元点群データの整備や他県に先駆けて行われている3次元点群データのオープンデータ化について静岡県の事例が紹介されたほか、自動運転用地図への活用など今後の3次元点群データの利活用についても報告されました。
 

2.意見交換等

意見交換では、各講演についての質疑応答のほか、出席した機関から地理空間情報の活用事例やその課題等について報告があり、意見交換を行いました。